国の「子どもの貧困率」が2012年、6人に1人に当たる16.3%と過去最悪を更新しました。県民所得が全国最下位、非正規労働者やひとり親世帯が多い沖縄では、多くの子どもたちが貧困状態にあり、貧困率は全国平均を大きく上回ります。子どもたちの実態や背景にある問題を可視化し、必要な支援を考えます。 東京都八王子市のはちおうじこども食堂は毎月1回、開店する。市内にある寺の住職の好意で駅前の繁華街に近い別院「アミダステーション」の建物を借り、子どもの居場所をつくっている。子ども100円、大人300円。“腹ぺこ”と“ひとりぼっち”をなくすのが目的だ。 大学生主体で運営しているのが特徴。市内にある創価大学の学生を中心に、近隣の大学の学生や地域の大人たちがボランティアで関わる。20歳前後のメンバーが「お兄さん、お姉さん」的な存在として、子どもが通いやすい雰囲気をつくっている。 食後は家庭用かき氷器で、デザー