ニュースそのものは古いのですが・・・ 12月、ドイツ銀行がステップアップのユーロ建て劣後債のコール(早期償還)をかけなかったことに関してかなり議論が高まっています。 新聞ではほとんど書いてないみたいですけど、すごーく大事な問題です。 劣後債、細かい定義はともかく、要するに資本に算入できる債券の顔をした資金調達です。 銀行が株で調達すると希薄化により株価がどんどん下がってしまいます。 前に株数と掛け算すればおなじことじゃないか、というご指摘をこちらで受けたことがあるのですが、それほど(株価をこんなに低くするまで)希薄化させないとお金が調達できないということをオープンリーチにする訳ですから、特に信用第一の金融機関にはできない相談なのです。 で、この劣後債。 資本ですから銀行的には「永久債」などというものが好まれますが、投資家から見ると期限がない返済順位が株式とほぼ同等の融資に該当しますのでこれ