それで、生で梅田さんのお話を聞いて一番印象に残ったことは「梅田さんはみんなが思うほど、WEB2.0や集団知に楽観的な人ではなかった」ということ。 みんなってあんたと誰?ってツッコミがほしくて、あえて「みんな」という言葉を使ってみたけど、私は梅田さんが単に楽観しているとは最初から思ってなかったし、楽観の裏に何かがあるとは思ったが、それは悲観という言葉にはあてはまらないと感じていた。 その「楽観でない何か」は表現されてない体験の裏付けではないかと漠然と想像していたけど、それが確信に変わった。 具体的には、「ネットメディアは既存メディアを蹴散らすか?」というテーマに対しての回答。梅田さんは「ネットメディアは発展するけど、既存メディアはしぶとく残る」という考えのようだ。その既存メディアが残る理由は、それを支えている、既存メディア的な受動性を持つユーザの、生活習慣、思考習慣はそんなに簡単に変わるもの