2007年09月21日00:00 カテゴリ書評/画評/品評Art 書評 - 「関係の空気」「場の空気」 まぎれもないスゴ本。 「関係の空気」「場の空気」 冷泉彰彦 「空気」なるものが、ここまで見えるようになるとは。 本書〈「関係の空気」「場の空気」〉は、日本語において空気とはなにで、それがどのような役割を果たし、その一方でどのような弊害をもたらすかを明らかにした上で、その空気を改善するにはどのようにすればいいのかを示した本。 目次 第1章 関係の空気 第2章 日本語の窒息 第3章 場の空気〜『「空気」の研究』から三十年 第4章 空気のメカニズムと日本語 第5章 日本語をどう使うか ちゃんと語ることで日本語は伝わる 失われた対等性を取り戻すために 教育現場では「です、ます」のコミュニケーションを教えよ ビジネス社会の日本語は見直すべきだ 「美しい日本語」探しはやめよう 言うまでもなく、本書に