観光庁は、外国人旅行客らが旅先で簡易投稿サイト「ツイッター」に書き込んだ“つぶやき”情報を分析し、外国人誘客につなげる取り組みを始める。 2020年の東京五輪・パラリンピックを控え、増加が予想される外国人観光客のニーズを把握するのが狙い。 つぶやきの分析は、観光庁から委託を受けたデータ加工会社が、米ツイッター社から情報を買い取って行う。どこの国の旅行者が、どんな内容のつぶやきを多く発信しているかを分析。それを参考に、効果的な外国人観光客の誘致策を練り、地方自治体や旅行会社などにも情報を提供する。 たとえば、ある温泉街について、「すばらしかった」「ぜひ行ってみたい」などの好意的なつぶやきが多ければ、その温泉街を組み込んだ外国人向けツアーを企画したり、案内看板を外国語表示にしたりして、観光ニーズに応える。 逆に、「交通の便が悪い」「両替所がない」などの批判は、改善に役立てる。