海外に行く日本人留学生が減り続けている。3月末に公表された平成23年の日本人留学生数は約5万7500人で7年連続で前年を下回った。内需の底打ちや人口減で企業の海外進出は避けられず、グローバルな人材育成は必要不可欠な状況だ。文部科学省は6年後に留学生を倍増するための計画を立て、今夏から本格的に始動している。(西尾美穂子) ■夢と現実の間で 東京都の会社員、山中沙恵香(さえか)さん(23)は筑波大に在学中だった昨年2月、地中海のマルタ共和国の語学学校に3週間だけ行った。内定をとってから卒業までの1カ月間に夢を実現した形で、「あまりにも短すぎて旅行という感じだった」と振り返る。 今も「もしちゃんとした留学をしていたら、希望通りに就職できなかった」と考えることがあるという。 「就職希望だったら、留学しなかった」。茨城県つくば市に住む同大修士課程の小田切真梨さん(25)は昨年12月までの3カ月間、フ
![留学生倍増計画、文科省が改善本腰 予算20億円増、6年後は12万人に+(1/4ページ) - MSN産経ニュース](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/fa07e9b59f0762b9c5a7f7c017508c0101e87f4d/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fsankei.jp.msn.com%2Fimages%2Fnews%2F140914%2Fedc14091413290001-p1.jpg)