動機・経緯の説明は省きますが、大学図書館における「どこでも貸出・どこでも返却」サービスに興味を持っています。 どこでも貸出・どこでも返却とは 大学内に複数の図書館・図書室(煩雑なので以下「図書館」とします)が存在するという環境において、ある図書館の資料を別の図書館に取り寄せて借りることができるサービスが「どこでも貸出」です[*1]。そして、その資料を、借りる手続きをした図書館や、もともと所蔵していた図書館以外の場所でも返却することができるサービスが「どこでも返却」です。です、というか、ここではひとまずそうします。 この手のサービス、例えば京都市図書館でも実現されていますが、自治体内に複数の分館が存在する公共図書館ではよく見られますよね。大学でも、遠隔地を含めてキャンパスが複数あるようなところでは、(実施のレベルを除けば)ちらほら見かけるという印象です。 以下では、旧七帝+早慶を中心として、