日本航空（JAL/JL、9201）は11月12日、国内外から集まった空港旅客係員（グランドスタッフ）が空港での接客スキルを競うコンテスト「空港サービスのプロフェッショナルコンテスト」の第4回目を、東京・羽田の同社第一テクニカルセンターで開催した。本選に挑んだ13人のうち、福岡空港で国内線を担当する田島由佳里さんが優勝した。福岡の優勝は第2回以来2度目。 ＊優勝した田島さんの記事はこちら。 隣への気遣いも審査対象 コンテストの第1回目は2013年2月、空港のチェックインカウンターを模した「空港サービスモックアップ」を同センター内に設けて1周年を迎えた際に実施。JALは2016年度までの中期経営計画で、JCSI（日本版顧客満足度指数）調査での顧客満足向上を目標の一つに掲げており、空港係員のサービス向上を目指して始めた。

第4回目となる日本航空（JAL/JL、9201）の「空港サービスのプロフェッショナルコンテスト」。本選が開催された11月12日は、国内外約4500人の中から選ばれた空港旅客係員（グランドスタッフ）が接客スキルを競った。本選に進んだ13人には、アルメリアの花をデザインした銀バッチが貸与された。 ＊優勝した田島さんの記事はこちら。 福岡空港は出場した2人が共に入賞。田島さん（右）が優勝し緒方さんが審査員特別賞を受賞した＝11月12日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire アルメリアの花言葉は「おもてなし」。銀バッチはJALのおもてなしの模範となる空港係員であることを社内外に示すもので、歴代の本選出場者が着用している。 最終審査では、イレギュラー状況を想定したアナウンスと、カウンターチェックイン実技で審査。カウンター審査では、危険物と知らずナイフを機内に

説明会は羽田空港内の同社オペレーションセンターで実施。2度の休職から復帰したCAの乾万季さんが講師として登壇し、自らの経験を話した。乾さんは当時3歳と1歳の子どもがいた状態で通常勤務に復帰した。復帰するにあたり迷いがあったが、家族が後押ししてくれたという。 当時、11日間拘束されるブラジル・サンパウロ便の乗務に就くことになった乾さん。子どもを置いて仕事するにあたり悩んだそうだが、娘から「10日間寝ていたら、お母さん帰ってくるんでしょ？」と言われたことで吹っ切れたという。 現在は国内線を中心に乗務している乾さんは復職後、気持ちの余裕が生まれたという。子ども連れの利用客の気持ちが理解できるようになったようで、CAとしてだけではなく、母の立場としても利用客と接することができるようになったと話した。

管制官などを養成する国土交通省の航空保安大学校は、11月7日にオープンキャンパスを開催する。空の日イベントの一環で、管制官の実習室見学や受験相談会などを開く。事前申し込み制の実習体験イベントも用意し、10月19日まで応募を受け付けている。 同校は航空保安業務の専門家である航空管制官や航空管制運航情報官、航空管制技術官などを養成する、国内唯一の教育訓練機関。1959年11月、羽田空港内に開設した航空職員訓練所が前身で、2008年4月に関西空港対岸の大阪・泉佐野市へ移転した。 事前申し込み制となるのは、航空管制の実習体験。レーダー管制用シミュレーターで、空港に到着する航空機の誘導を体験する「ターミナル・レーダー管制」と、管制塔のシミュレーターで離着陸の許可を出す体験ができる「飛行場管制」、高度1万メートルを飛行する航空機をシミュレーターで誘導しながら降下させ、空港の管制官に引き継ぐ「航空路管制

客室乗務員（CA）専用サイトの運営や転職支援を手掛けるコラボは、CAや地上旅客係員（GS）向け就職セミナーを開くストラッセ東京と共催で、10月30日に航空会社の内定者向けセミナーを開く。 2016年入社予定の内定者が対象。CAやGS経験者が就職後の実体験を語るトークセッションと、セミナー参加者自身が自身の将来像をイメージするワークショップを開く。両社では、内定者自身に自らの軸を持ってもらい、働く意義や目的を入社前に持ってもらうことを目的に開くという。 30日午後6時30分から都内の会議室で開く。定員は70人で、参加費1000円。 関連リンク KoLabo ・上空で非常ドアは開くのか？　連載・CREW WORLDのアテンションプリーズ!!（21）（15年10月4日）

2015年度も10月に入り、後半に突入した。4月に入社した新入社員も研修などを終え、社会人としての第一歩を歩み始めている。 客室乗務員（CA）も例外ではないが、大量に入社する新人を同時に訓練することは、実機を模した施設での緊急脱出訓練などを実施することもあり難しい。日本航空（JAL/JL、9201）には、2015年度は約260人の新人CAが新卒入社。1組24人が2組ずつの計48人ごとに約1カ月半の訓練を受け、OJT（実地研修）を経てCAとして独り立ちしていく。 2015年度新卒入社のCAの中には、JALがパソナグループのキャプランとともに2014年1月に開設した、CAを目指す学生向け講座「JALエアラインアカデミー」の1期生もいる。幼いころからの夢を実現しようと、受講した学生も多い。1期生38人のうち、就職活動中だった学生は28人で、6割にあたる17人がJALの内々定を獲得した。 2014

国土交通省航空局（JCAB）は9月1日、日本航空（JAL/JL、9201）や全日本空輸（ANA/NH）、LCC4社など、特定本邦航空運送事業者11社に関する「航空輸送サービスに係る情報公開」の2015年4-6月期分を公表した。JALが定時運航率で高い数値を記録。春秋航空日本（SJO/IJ）を除くLCC3社の遅延率が目立った。 11社全体の定時運航率は前年同期と比べ0.77ポイント上昇の92.92％、遅延率は0.77ポイント減少し7.08％、欠航率は0.35ポイント上昇し0.83％だった。 遅延も欠航も、機材繰りによるものが目立った。 —記事の概要— ・定時運航率 ・遅延率 ・欠航率 ・航空会社ごとの定時運航率と遅延率、欠航率 ・旅客数上位5路線 ・利用率上位5路線 ・利用率下位5路線 定時運航率 定時運航率はJALが95.97％で1位、これにスターフライヤー（SFJ/7G、9206）が こ

Aviation Wireをご覧の皆さま、こんにちは！　客室乗務員（CA）経験者専用の情報共有サイト「CREW WORLD」です。 1月からスタートした当連載。前回はCAの体調管理の秘訣を取り上げました（関連記事）。 第3回の今回は、CAを目指す学生の方を対象に、新卒時の就職活動で押さえておくべき基本的なポイントをご紹介します。 憧れの職業といわれるCAですが、どのような事前準備をして試験や就職活動に臨むのが良いのでしょうか。 1. 自己分析ノート 「なぜCAを目指すのか」や「なぜその職種が合うと思うのか」「今後どのような人生を歩んでいきたいのか」などをしっかりと考えながら、自分自身と向き合う時間はとても大切です。 航空業界には就職しなかったとしても、この時に模索した経験がその後のキャリア形成で大いに役立ちます。 2. 企業研究 航空業界のニュースや本、雑誌などを通して、 これより先は会員

Aviation Wireをご覧の皆さま、こんにちは！　客室乗務員（CA）経験者専用の情報共有サイト「CREW WORLD」です。 前回は、「子連れも安心！機内で快適に過ごす7つのコツ」と題し、お子様連れのお客様が機内で快適に過ごすコツをご紹介しました（関連記事）。 さて、2016年度は新卒採用スケジュールが大きく変更され、後ろ倒しになりましたね。学生の皆さんは8月の選考開始に向けて、準備に励んでいるころでしょうか。 長い道のりの就職活動。その過程で、モチベーションを維持し続けるのは大変だと思います。 皆さんと同じようにエアライン受験に挑んできた先輩CAも、たくさん迷ったり落ち込んだりしながら厳しい試験を潜り抜け、空を舞台に活躍しています。今回は、そんな先輩CAが、実際に観てモチベーションを高めた、CAや空港を題材にしたドラマ・映画5選をご紹介します。 『やまとなでしこ』（2000年、テレ

横浜で客室乗務員（CA）や空港旅客係員（グランドスタッフ）の養成スクール「ウィングアカデミー」を運営するウィングエージェントはこのほど、現役CAやグランドスタッフに直接質問できる情報サイト「スカイパスポート」を開設した。 質問のほか、航空会社が実施する採用試験の最新情報も提供。開設した経緯について、同社では「高校の進路指導の先生が『CAは専門学校行かないとなれない』と指導するなど、誤った情報が浸透している。正しい情報を伝えたい」と説明している。 学生や社会人が質問するのは無料。回答は同社が身分を確認した現役CAやグランドスタッフ、同職経験者が担当するという。 関連リンク スカイパスポート ・「お客様　立たずに座って　それか寝て」CA塾の川柳コンテスト結果発表（13年10月31日）

スターフライヤー（SFJ/7G、9206）は1月27日、福岡県太宰府市の筑紫女学園大学と産学連携協定を締結致した。両者で人的、知的資源の交流と活用を図る。 学生にとっての「社会的・職業的自立」を促進。「社会人的基礎力の向上」を図るという。また、SFJは企業の社会的貢献に繋げる。 両者は同協定に基づき、学生がSFJの問題解決プロジェクトに参画し、おもてなしの考え方や実際の企業活動を体験。社会や企業で求められる力を磨くという。2月から連携プログラムを始める。 SFJは2014年5月に長崎市の長崎外国語大学と、8月に鹿児島市の鹿児島国際大学と、それぞれ連携協定を締結している。 関連リンク スターフライヤー 筑紫女学園大学 ・「おもてなしは思いやりがないと出来ない」スターフライヤー松石社長に聞く（14年10月27日） ・スターフライヤー、鹿児島国際大と連携（14年8月27日） ・スターフライヤー、

今夏の就航を目指すエアアジア・ジャパンは1月8日、客室乗務員の募集を開始した。2015年5月以降の入社で、国内線と国際線の乗務を予定している。応募締め切りは2月1日。 募集するのは客室乗務員と客室責任者となる先任客室乗務員で、40人程度採用する。応募資格として、 これより先は会員の方のみご覧いただけます。 無料会員は、有料記事を月あたり3記事まで無料でご覧いただけます。 有料会員は、すべての有料記事をご覧いただけます。 会員の方はログインしてご覧ください。 ご登録のない方は、無料会員登録すると続きをお読みいただけます。 無料会員として登録後、有料会員登録も希望する方は、会員用ページよりログイン後、有料会員登録をお願い致します。

日本航空（JAL/JL、9201）は8月26日、西日本を中心に発生した局地的豪雨「平成26年8月豪雨」の被災地に対し、支援を実施すると発表した。 「赤い羽根共同募金」として知られる社会福祉法人の中央共同募金会に対し、義援金として500万円を寄付する。JAL社員からも寄付金を募る。 マイレージサービス「JALマイレージバンク（JMB）」の会員からはマイル寄付を募る。3000マイルを1口として寄付、3000マイルは3000円に相当する。受付は9月1日から10月20日まで。JALのウェブサイトから申し込む。 西日本を中心に7月30日から降り続いた大雨で、土砂崩れや土石流が発生。気象庁は8月22日、「平成26年8月豪雨」と命名した。中でも被害の大きかった京都・福知山市と兵庫・丹波市、広島市に対し、内閣府は災害救助法の適用を決定している。 関連リンク JALチャリティ・マイル（日本航空） 赤い羽根共

全日本空輸（ANA/NH）の現役客室乗務員（CA）が講師を務める「ANAエアラインスクール」を運営するANAビジネスソリューションは8月25日、航空会社に興味を持つ大学生などを対象とした業界セミナーを東京・築地にある同校で開いた。 セミナーでは、CAや空港係員（グランドスタッフ、GS）の仕事を紹介。講師のCAが機内サービスや保安要員としての役割、生活のスケジュールを説明し、ANAのGSが羽田空港での業務内容などを話した。また、中部空港（セントレア）で昨年10月に実施された空の上の結婚式など、CAの発案で実現したイベントや機内での乗客とのエピソードも紹介された。 同校は昨年10月に開講。航空会社がCA養成を念頭に置いたスクールを開設したのは世界初で、大学生や専門学校生を対象としたダブルスクール形式になっている。「ベーシックコース」と同コース修了後の「アドバンスコース」の2コースを用意しており

日本航空（JAL）は7月19日から8月31日までの夏休み期間中、全国5カ所の空港で子ども用遊戯スペース「JALキッズランド」を設ける。 羽田と新千歳、伊丹、関西、那覇の5空港。出発前の子供が退屈しないよう、ぬいぐるみなどの遊具を用意する。 保護者同伴を原則に、JALグループ以外の便を含む出発全便を利用する子どもが利用できる。 実施空港・運営時間・設置場所 羽田   10:00から18:00 南側乗継カウンター横 新千歳 09:00から21:00 16番搭乗口横 伊丹   09:00から20:00 17から18番搭乗口間と14番搭乗口横の2カ所 関西   08:00から19:00 22番搭乗口前 那覇   09:00から20:00 25番搭乗口前 関連リンク 日本航空

エアアジア・グループは楽天（4755）などと共に、日本市場へ再参入する意向を固めた。7月1日にもトニー・フェルナンデスCEO（最高経営責任者）が来日して発表する。 ANAホールディングス（9202）とエアアジアが合弁で設立したLCC（低コスト航空会社）の旧エアアジア・ジャパンは、昨年6月に合弁を解消して10月に運航終了。12月からはANAHDの100％子会社として、バニラエア（VNL/JW）が就航した。 今年4月に東京で開かれた新経済連盟（三木谷浩史・代表理事）主催の「新経済サミット」に出席したフェルナンデスCEOは、2015年にも日本市場へ再参入する考えを示していた。 新パートナーの条件として、「テクノロジーに明るく、政府にものを言えて、日本の航空市場にレボリューション（革命）を起こせる人」を挙げており、三木谷代表理事が社長を務める楽天をパートナーに迎える。出資比率は、航空法の外資規制に

日本航空（JAL/JL、9201）とパソナグループのキャプランが1月に開講した「JALエアラインアカデミー」が6月17日、第2期の講座概要を公開した。募集期間は6月24日から7月9日まで。 第2期は7月28日に開講。専門学校や大学に通いながら受講できるダブルスクール形式で、11月1日までの4カ月間コースとなる。 会場は青山や天王洲などで、1クラス15人程度の少人数制を採用し、ビジネスマナーや立ち居振る舞い、話し方、英語力などを学ぶ。 クラス担任は全員がJALの客室乗務員出身者で、講義は午後6時から8時まで。受講料はテキスト代込みで30万円（消費税別）で、入会金はなし。クラスは、火曜・木曜クラスと水曜・金曜クラスが各2クラスずつの計4クラス。同講座は、JALグループの採用を約束するものではないとしている。 説明会は6月23日と7月2日の午後6時からと、7月5日午後2時からの計3回開催。申し込

全日本空輸（ANA/NH）は6月6日、無料通話などのサービスを利用できるスマートフォンアプリ「LINE（ライン）」のスタンプ第3弾の配信を開始した。 パイロットや客室乗務員、地上係員など、全8種類のスタンプを用意。LINE内のANA公式アカウント「ANA」を「友だち」に追加する必要がある。 ANAは2012年11月27日、翌12月の創立60周年を記念する取り組みの一環として、LINEの公式アカウントを開設。3回目となる今回のスタンプ配信は、8月29日まで実施する。 関連リンク ANA、LINE公式アカウント お友だちになってね♪（ANA） ・全日空、LINEに公式アカウント開設（12年11月27日）

成田国際空港会社（NAA）は、理系学生を対象にインターンシップ参加者を募集している。7月4日午後11時50分までのエントリーが有効。 技術系部署で社員と行動し、滑走路や旅客ターミナル、給油施設、航空保安施設などの維持管理業務を体験する。オリエンテーションや、空港施設見学、インターンシップ参加者同士のグループワークも実施する。 募集職種は土木、建築、機械、電気、情報通信で、それぞれ若干名。実施期間は1回目が8月18日から22日、2回目が25日から29日、NAAの本社ビルで実施する。エントリーは専用サイトから。 現在、四年制大学の理系学部か大学院（博士課程前期）理系研究科などに在籍中の学生が対象。全日程の参加が条件となる。報酬はないが交通費を一部補助する。 NAAは夏季だけでなく、冬季インターンシップも予定している。 関連リンク NAAサマープログラムサイト 技術系 – 成田国際空港のお仕事

全日本空輸（ANA）は6月4日午前10時から、既卒者を対象に2014年度入社の客室乗務員（CA）の募集を開始する。 採用数は100人程度となる見込み。雇用形態は これより先は会員の方のみご覧いただけます。 無料会員は、有料記事を月あたり3記事まで無料でご覧いただけます。 有料会員は、すべての有料記事をご覧いただけます。 会員の方はログインしてご覧ください。 ご登録のない方は、無料会員登録すると続きをお読みいただけます。 無料会員として登録後、有料会員登録も希望する方は、会員用ページよりログイン後、有料会員登録をお願い致します。