学校で、同性愛者らに対する否定的な発言を聞いたことがある性的少数者が9割近くに上ることが、国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)が6日に発表した調査結果でわかった。教師のこうした発言を聞いた人も約3割いた。 昨年8~12月に調査し、458人のLGBT(同性愛者、両性愛者、心と体の性が一致しない人ら)が回答した。回答者は国内各地の12~24歳。インターネット上や対面などで、校内でのLGBTへの否定的な発言などについて尋ねた。 結果によると、教師や生徒がLGBTに関する否定的な言葉や暴言、冗談を言うのを聞いたことがある人は86%。教師が言うのを聞いた人も29%いた。暴言などへの教師の対応は「特に反応しない」が60%。「教師も生徒に加わり暴言を吐いていた」との回答も18%あった。 さらに全体の3割強の145人… この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。
性的少数者(LGBT)への理解を深めてもらおうと北九州市立大の学生らが「小倉でレインボーパレードするっちゃ!」と題した啓発イベントを24日、同市小倉北区の勝山公園などで開いた。LGBTの象徴である虹色の旗のほか、「十人十色」「LGBTの人たちのための理解を」などと書かれたのぼりなどを手に約100人がまちなかを練り歩いた。 LGBTとは、レズビアンとゲイ、バイセクシュアル(両性愛)、心と体の性が一致しないトランスジェンダーの頭文字。東京や大阪、福岡市など全国で同様の啓発パレードが開かれているが、北九州市での開催は今回が初めて。 実行委員長を務めたのは同大地域創生学群4年の田邊優理(ゆり)さん(21)。同学群では学生がそれぞれ関心のあるテーマで取り組む実習があり、その一環としてパレードを企画した。昨年6月に実行委を結成し、インターネットで賛同者を募る「クラウドファンディング」で資金を集めるなど
文部科学省は1日、性同一性障害に限らず、「同性愛」「両性愛」も含む性的少数者の子どもへの対応について、小中高校の教職員向けの手引を公表した。学校での理解がなかなか進まないためだという。 手引は性同一性障害への対応が中心で、過去の支援事例を改めて紹介したほか、学校から寄せられた疑問にQ&A形式で答えている。支援事例は「自認する性別の服装を認める」「卒業証明書の発行では卒業後に性別を変えた者が不利益にならないよう対応する」など。Q&Aでは「他の生徒に隠している例はあるか?」との問いに「文科省の調査では約6割が他の生徒や保護者に知らせていない」とした。 性同一性障害は、男性か女性かなどの自己認識を示す「性自認」を巡る課題。どの性を好きになるかを示す「性的指向」と混同しないよう注意した。さらに、性的指向に関わる同性愛と両性愛に言及し、「偏見や差別が起きている」と明記した。子どものいじめ被害や不登校
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