昨年12月に国会に提出されたカジノ推進法(IR推進法)。カジノ設立は、地域の街づくりとどう関わっていけるのか。国際カジノ研究所所長・木曽氏と、長年街づくりに関わる木下氏が語り合う。α-Synodos vol.146+147「GW目前!リゾート特集」より、一部転載する。(構成/山本菜々子) ―― 今日はカジノと街づくりについてお話していただければと思います。「カジノ」と聞くと、ネガティブなイメージをもっている方も多いかもしれません。賭け事に打ち込んで人生を無駄にしてしまったり、マフィアが牛耳っていたり、カジノの奥には隠し部屋があって悪い親分がいたり…… 木下 それは、映画の観過ぎなんじゃないかな(笑)。 木曽 私も、こんな外見なので恐い人によく間違えられます。 木下 ははは(笑)。「賭け事はダメだ」とキレイごとで言いますが、現実解としてずっと昔からあったわけですし、今もあるわけですからね。建