映像機器の進歩に伴う「インスタント・リプレー」や、セイバーメトリクスなどのデータ分析に続き、メジャー球界が、また新たなハイテク事業に着手した。このほど大リーグ専門チャンネル「MLBネットワーク」が、「スタットキャスト」という専門分野を設立。最新のテクノロジーを駆使して、グラウンド上でのプレーを、瞬時にして細かく数値化する試みを始めた。 これまではオールスターなどのイベントや、同局の特別番組などで実験的に行われてきたが、4月21日の「ナショナルズ-カージナルス戦」から本格的にスタートし、今後は定期的に放映することになった。今回のプロジェクトは、アウト・セーフなどの判定ではなく、各プレーのデータ解析を最大のセールスポイントとしており、いわば「ベースボール・サイエンス」のような新分野ともいえる。 こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。 NumberWeb有料会員になると続きをお読みいただけ