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ブックマーク / number.bunshun.jp (19)

  • 瞬時に解析データを表示。スタットキャストとは何か。~MLBで進むハイテク化への賛否~(四竈衛)

    映像機器の進歩に伴う「インスタント・リプレー」や、セイバーメトリクスなどのデータ分析に続き、メジャー球界が、また新たなハイテク事業に着手した。このほど大リーグ専門チャンネル「MLBネットワーク」が、「スタットキャスト」という専門分野を設立。最新のテクノロジーを駆使して、グラウンド上でのプレーを、瞬時にして細かく数値化する試みを始めた。 これまではオールスターなどのイベントや、同局の特別番組などで実験的に行われてきたが、4月21日の「ナショナルズ-カージナルス戦」から格的にスタートし、今後は定期的に放映することになった。今回のプロジェクトは、アウト・セーフなどの判定ではなく、各プレーのデータ解析を最大のセールスポイントとしており、いわば「ベースボール・サイエンス」のような新分野ともいえる。 こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。 NumberWeb有料会員になると続きをお読みいただけ

    瞬時に解析データを表示。スタットキャストとは何か。~MLBで進むハイテク化への賛否~(四竈衛)
  • 斎藤佑樹が確かめた理想のピッチング。~CSの裏で見出した2つのポイント~(石田雄太)

    あまりにも寂しい光景だった。観客は30人から40人程度だったろうか。ファイターズが日シリーズ出場を懸けて戦った福岡には、その1000倍の視線が注がれていたというのに、宮崎でのこの試合は、テレビ中継もなければ、テーブルスコアが新聞に載ることもない。 10月21日、CSの勝者がホークスに決まった翌日。ファイターズの背番号18、斎藤佑樹がマウンドへ上がった。舞台はCSではなくフェニックス・リーグ。相手は韓国のハンファイーグルスだった。 この試合、斎藤は立ち上がりから1点ずつを失ったものの、徐々にリズムを取り戻す。スライダーのコントロールに苦しみながらも、力のあるまっすぐを軸に6回を3点にまとめてマウンドを降りた。斎藤は試合後、こう言っていた。 こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。 NumberWeb有料会員になると続きをお読みいただけます。 残り: 602文字 NumberWeb有料会

    斎藤佑樹が確かめた理想のピッチング。~CSの裏で見出した2つのポイント~(石田雄太)
  • 今年もパ・リーグが一枚上手か。各球団の2014年ドラフトを完全評価!(小関順二)

    最多の4球団が競合した早稲田大学の有原航平は、日ハムが交渉権を獲得した。「その年1番の選手を指名する」というスタイルは健在だ。 10月23日に行なわれたドラフト会議で、81人が指名され、交渉球団が決まった。 投手46人、捕手7人、内野手18人、外野手10人という内訳で、指名はおおむね順調だった。その中でもいい指名をしたと思われるのが日ハム、楽天、阪神だ。 日ハムは4球団競合の末、抽選で有原航平(早大・投手)の指名権を得たことが大きい。最速156kmのストレートに加え、正確なコントロール、チェンジアップ、スライダーのキレ味を備え、1年目からローテーションに入って10勝近く勝てる力を持っている。 大谷翔平(20歳)、上沢直之(20歳早生まれ)、浦野博司(25歳)、中村勝(23歳)、鍵谷陽平(24歳)、白村明弘(23歳)、さらに26歳の吉川光夫まで含めて主力投手が若いチームにあって、完成度

    今年もパ・リーグが一枚上手か。各球団の2014年ドラフトを完全評価!(小関順二)
  • 初日は3チームすべてが完投で勝利。「絶対エースvs.複数投手」の行方。(氏原英明)

    「完封したかったので、行かせてくださいといいました」 大会初日の第2試合の坂出商戦で、今大会、完封一番乗りの好投を見せた敦賀気比の2年生エース・平沼翔太は16-0という試合展開ながらも、続投を志願した理由をそう説明した。 エースはマウンドに立ち続けるもの――。 そうした理想が、高校野球の世界に存在することを再確認した言葉だった。 今大会、ひそかに注目していることがある。それは「絶対的エースvs.複数投手制」の行方だ。 というのも、東西の横綱・東海大相模、大阪桐蔭をはじめ、多くの甲子園常連校が、地区予選を複数投手で勝ち抜いてきているからだ。絶対的なエースが完投・連投するよりも、複数投手上位の大会となり得るのではないか、とさえ感じる。 「エースはマウンドに立ち続ける」という根強い発想。 もともと、日の高校野球は、エースはマウンドに立ち続けるものという発想が強い。しかし'91年の大会で、沖縄水

    初日は3チームすべてが完投で勝利。「絶対エースvs.複数投手」の行方。(氏原英明)
  • 中田翔の成長はここまでなのか?「短い打者歴」というひとつの危惧。(中村計)

    プロ入り7年目。それは打者に格的に取り組み始めてからの年月とも重なるのだが、今季、日ハムの中田翔の成長度合いがやや停滞している気がしてならない。 ホームラン(13、7月2日現在)と打点(51打点、左同)は好調だが、打率が2割台と低迷している。 彼はようやく物の打者になりつつある――。昨年夏、中田の言葉を聞き、そう確信した瞬間があった。中田はこう話していた。 「バッティングは正直、楽しくないですよ。そんなに甘い世界ではないので。打席に入るの、怖いですしね。言ってもわからないと思いますけど」 怖さを知る。それはひとつのことを極める過程で必ず通過しなければならない通過儀礼であり、そこからが一流の打者への道のりだと思ったのだ。 昨シーズンは8月末に死球で戦列を離れたが、そこまで塁打28、打率.303をマークするなど、いずれもキャリアハイとなる成績を残した。プロ入り後、毎年のように試行錯

    中田翔の成長はここまでなのか?「短い打者歴」というひとつの危惧。(中村計)
  • 9番起用の理由は「合う打順がない」?巨人・長野久義に必要な“状況判断”。(鷲田康)

    打席に入るときの心構えとして、最も大切なことは何なのか? 元ニューヨーク・ヤンキースの松井秀喜氏に、こんな質問をしたことがある。 「そりゃ状況判断でしょう!」 即座に返ってきた答えがこれだった。 「バッティングっていうのは、シチュエーションによって求められるものが変わってくる。だからまず、自分がその打席で何をすべきなのかをしっかり把握してから、打席に入ることだよね。そうするとボールの待ち方とか、打席へのアプローチも必然的に変わってくる。それが結果を生むことにつながるんです」 もちろん、塁打を打つ、安打を打つ、というのは打者にとって、いかなる状況でも求められている答えである。ただ、この状況判断という言葉に含まれているのは、ある局面では松井氏でも「決める」意識より「つなぐ」意識を強く持つということである。それは進塁打であったり、ある場面では相手投手に球数を投げさせるために自分のヒッティングゾ

    9番起用の理由は「合う打順がない」?巨人・長野久義に必要な“状況判断”。(鷲田康)
    shoji-no
    shoji-no 2014/05/30
  • NBL、bjリーグに見るプロ化の壁。日本バスケット界の“市場規模”。(小川勝)

    NBLでも群を抜いた観客動員、スポンサー契約を誇るリンク栃木ブレックスの田臥勇太。地元との関係も密接で、日でプロバスケットチームを作る一つのモデルケースになっている。 バスケットボールの国内リーグ「NBL(National Basketball League)」がレギュラーシーズンの終盤を迎えている。 NBLでは東西両地区、それぞれ6チームのうち上位3チームがプレーオフに進む形式になっていて、西地区はすでにアイシンシーホース三河、和歌山トライアンズ、三菱電機ダイヤモンドドルフィンズ名古屋のプレーオフ進出が決まっている。東地区も東芝ブレイブサンダース神奈川とトヨタ自動車アルバルク東京は決まっていて、最後の1枠をレバンガ北海道とリンク栃木ブレックスが争う形になっている。レギュラーシーズンは4月27日まで。プレーオフは5月3日から始まる。 しかしこのように書いても、そもそもNBLが昨夏に創設さ

    NBL、bjリーグに見るプロ化の壁。日本バスケット界の“市場規模”。(小川勝)
  • 香川真司、CL7戦で6出場の理由。現地記者、チームメイトの信頼の声。(ミムラユウスケ)

    ポゼッション率では上回ったものの、相手シュート数が12なのに対して、マンUはわずか6という……攻撃陣の活性化を託される香川への期待は大きい。 なぜ、香川真司はチャンピオンズリーグ(CL)でチャンスを与えられるのだろうか。 1月22日のサンダーランド戦以来公式戦のピッチから離れていたように、プレミアでの試合ではあまり出番のない香川だが、CLとなると状況は異なる。これまでも、CLでは十分なチャンスを与えられてきた。CLのグループステージ6試合のうち5試合に先発しており、そのうちの4試合で90分以上プレーしている。 オリンピアコスとの決勝トーナメント1回戦の1stレグでも、後半15分からの途中出場ではあったが、およそ1カ月ぶりにピッチに立つチャンスを得た。 もちろん、1月に加入したマタがチェルシーの選手としてすでに今シーズンのCLに出場しており、ユナイテッドの選手として今シーズンはこの大会に出場

    香川真司、CL7戦で6出場の理由。現地記者、チームメイトの信頼の声。(ミムラユウスケ)
    shoji-no
    shoji-no 2014/02/26
  • 正捕手鶴岡を手放した日ハム、異例の決断のワケ。~横浜高出身3年目、近藤への期待~(永谷脩)

    「捕手が安泰ならば、球団は10年もつ」と言われるほど重要なポジションを巡って今オフ、日ハムが下した決断は、常識では考えられないものだった。昨年も114試合に出場し、2割9分5厘の打率を残した12年目の主戦捕手・鶴岡慎也を、FA宣言をしたからといって簡単に放出してしまったのだ。 鶴岡はまだ32歳。インサイドワークに長けた捕手の一人で、ダルビッシュ有のような個性の強い投手を気持ちよく投げさせる術も心得ている。 だが、投手を乗せるのは上手だが、若手を引っ張るタイプではなかった。これまでコーチ会議などでしばしば俎上に載ったのが、鶴岡の「投手言いなりのリード」。チームの若返りを図る日ハムにとっては、強気で投手を引っ張る捕手こそが求められていた。さらにその背景には、横浜高出身の3年目、近藤健介を一人前に育てたいという思惑がある。 こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。 NumberWeb有料

    正捕手鶴岡を手放した日ハム、異例の決断のワケ。~横浜高出身3年目、近藤への期待~(永谷脩)
    shoji-no
    shoji-no 2014/02/03
    ファイターズ
  • 宮沢賢治、夏目漱石……、野球を語る美しき言葉。~『日本の名随筆 別巻73 野球』~(馬立勝)

    アンソロジーの編集は難しい、と想像する。定めたテーマで多くの作者の文章を集めるが、スター選手ばかりのオールスター戦に似て、顔見せで終わり、試合=文章の印象が弱くなる。そうさせないのが監督=編者の腕だ。野球の文章を探索し、吟味し、打順を決め、采配をふるうのは詩人で草野球チーム、ファウルズ監督兼三塁手の平出隆。『ベースボールの詩学』など、野球好きを唸らせたの著者だから、最適任者だった。 いきなり宮沢賢治だ。5行詩、エラーの一瞬を詠っている。野球の俳句や随筆で知られる正岡子規が続き、夏目漱石の早稲田対一高の試合観戦記には驚いた。子規の親友だから、野球を書いても不思議ではないけれど、こんな文章があるのは知らなかった。漱石は、試合に敗れてへたり込む一高選手に目を向けて、「粛然として一語を発するものがなかつた」と書く。膨大な全集からよく見つけたものだ。 こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。

    宮沢賢治、夏目漱石……、野球を語る美しき言葉。~『日本の名随筆 別巻73 野球』~(馬立勝)
  • 忘れがたき秘話で綴った、“人間”大鵬の素顔。~佐藤祥子・著『知られざる大鵬』~(藤島大)

    古来、横綱は、日列島に暮らす民のあらゆる願いを呑み込み、また体現してきた。そばを通ったら体をぺたぺた叩くのは国民の権利でもある。 大鵬幸喜は象徴だ。 読売巨人軍を嫌いな野球小僧なら珍しくない。卵料理の苦手な子供もいるだろう。でも美しくて強い横綱を許せないと憤る少年少女はまれだ。 若き日の母は、南樺太の港町の洋服店で働き、白系ウクライナのコサック騎兵と恋に落ち、将来の大横綱を授かった。父との生き別れ、牧場経営の失敗、もっぱらカボチャで空腹をしのぎ、弟子屈(てしかが)の定時制高校に通いながら営林署の力仕事に励んでいたら二所ノ関部屋のスカウトがやってきた。「今も胸を張って堂々と言えることは、私はラーメンの一杯もべたことなく相撲界に入った人間だということ」。早い出世で貧困脱出を果たすと、貴族的風貌のイメージをついに裏切らなかった。 年1月に72歳で天へ召されるまで、過大でなく日人のほとんど

    忘れがたき秘話で綴った、“人間”大鵬の素顔。~佐藤祥子・著『知られざる大鵬』~(藤島大)
    shoji-no
    shoji-no 2013/09/30
  • 日本ハムを超える“最強”外野陣へ!ロッテ・清水雅治コーチの育成法とは? (氏原英明)

    ルーキーの豪快な一発だった。 5月12日の対楽天戦。 ロッテ・伊東勤監督は、昇格したばかりのルーキー、加藤翔平をスタメンに抜擢した。すると加藤は、第1打席の初球をたたいて右翼スタンドにアーチをかけたのだった。 昨季のパ・リーグ首位打者・角中勝也が左太腿痛で離脱。その代役・加藤が活躍したことは、ロッテの選手層の厚さそのものを表しているといっていい。 12球団でもっとも外野のレギュラーが定まっていないチーム、それがロッテである。規定打席に達している打者が離脱中の角中だけしかいないのだ。 レギュラーが定まっていないということは、それほど全幅の信頼が置ける選手がいないことの証ともいえるが、ロッテの場合、その選手同士の競い合いがチームに大きな成長をもたらしているようだ。 開幕時は、中堅手に岡田幸文を置き、右に清田育宏、左に角中という布陣を敷いていた。ここに左投手の場合は伊志嶺翔大を起用するというのが

    日本ハムを超える“最強”外野陣へ!ロッテ・清水雅治コーチの育成法とは? (氏原英明)
  • マイナーリーグは本当に過酷なのか?大谷翔平がもし渡米していたら……。(菊地慶剛)

    2008年に新日石油ENEOSからNPBを経ずに、レッドソックスと直接メジャー契約をした田澤純一。メジャー入りに際しては“田澤問題”として騒がれ、これを受け「NPBを経由しない、海外球団からの出戻り」への対抗措置が講じられた。 ドラフト上位指名候補の高校生として初めて直接のメジャー入りを表明していた大谷翔平投手が12月9日、自身の考えを翻意させ、ドラフト指名されていたファイターズ入りを発表した。 ファイターズから強行指名された当初は、入団の可能性ついて「自分自身の考えとしてはゼロです」とメジャー入りの強い意志を示していたが、交渉を繰り返す中でファイターズへの信頼感が芽生え、新たな将来像が確立したということなのだろう。 もちろん大谷の翻意を批判するつもりなど毛頭ない。場所がどこであろうとも大谷自身が心底野球に打ち込める道を進むことが最も重要なこと。ぜひ日球界で頑張ってほしいものだ。 だが

    マイナーリーグは本当に過酷なのか?大谷翔平がもし渡米していたら……。(菊地慶剛)
  • <日本卓球の至宝、覚悟の告発> 水谷隼 「世界の卓球界を覆う違法行為を僕は決して許さない」(城島充)

    若くして日の卓球界を担う稀代の天才プレーヤーは、 ある世界的な“不正行為”の犠牲となり、苦しんできた。 違法な用具を使うことなく、ただ、フェアな条件で戦いたい。 卓球という競技の未来のため、選手生命を賭け、問題提起する。 日の丸を背負って北京、ロンドンと2度の五輪を戦った水谷隼。 Number815号に掲載された勇気ある告発を全文公開します。 僕はこれから、選手生命をかけて卓球界に横行している不正行為と戦っていきたいと思っています。もちろん、アンフェアな状況への憤りがあるからですが、それだけが理由ではありません。このまま不正行為を放置すれば、卓球というスポーツの未来にも暗い影を落としていくという危惧が心の底にあるからです。 「補助剤」をラバーの裏側に塗ることで、大きく変わる打球の質。 卓球をしている人なら「補助剤」、英語で「ブースター」と呼ばれる液体のことは聞いたことがあると思います。そ

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  • 若き投手陣を背中で引っ張って――。日ハム“最強の2番手”武田勝の誇り。(加藤弘士)

    10月8日現在、武田勝の成績は11勝7敗、防御率2.39。開幕投手の座は斎藤佑樹に譲ったが、抜群の安定感に栗山監督からの信頼は厚い。 全身で浴びるビールの味には、これまでとは違う美味さがあったと言う。武田勝は後輩らの「襲撃」を正面から受けて立ち、歓喜に浸った。10月2日、日ハム3年ぶりのパ・リーグ制覇。札幌ドーム地下2階の特設会場では、ビール1500が15分で消えた。 「今までは自分のことだけを考えてプレーしてきましたが、今年は少しでも先頭を切って、『引っ張りたい』と思う中での優勝だったので。いつも以上にしんどかったと言えばしんどかったけど、勉強になった1年だったのかなと思います」 いつも冗談交じりに話してくれるのだが、ICレコーダーのスイッチを入れると、ちょっとだけかしこまった言葉遣いになる。その生真面目さがまた、この男らしいなと思った。 「永遠の2番手」から「真のエース」へ――。今

    若き投手陣を背中で引っ張って――。日ハム“最強の2番手”武田勝の誇り。(加藤弘士)
  • 石井琢朗、広島に愛されて引退へ。横浜ファンが抱く羨望、後悔、感謝。(村瀬秀信)

    1989年のドラフト外で、ピッチャーとして横浜大洋ホエールズ(当時)に入団。投手として勝ち星をあげた選手としては川上哲治以来2人目となる2000安打を達成した。 「今年はクライマックスに行かないといけないんですけど、皆さん知っての通り、琢朗さんが引退を表明しました。皆さん、琢朗さんのために絶対、クライマックス行きましょう!」 ヒーローに選ばれた前田健太がお立ち台でそう叫ぶと、神宮球場はこの日一番の大歓声に包まれた。 この試合の前日にあたる8月27日。広島東洋カープの石井琢朗が今季限りでの引退を表明していた。プロ生活24年。大洋・横浜では中心選手として20年。広島ではスーパーサブとして、若手選手の生きた手として4年。この日までに歴代11位の通算2430安打をはじめとする多くの勲章と、たくさんのファンの心を掴んできた。 この試合前ミーティングで、カープの選手たちの前で引退の報告をした石井琢

    石井琢朗、広島に愛されて引退へ。横浜ファンが抱く羨望、後悔、感謝。(村瀬秀信)
    shoji-no
    shoji-no 2012/09/05
    そもそも、首位から約20ゲーム差離されていて、借金をかかえているというのにCSに出ることが目標になってしまっているあたりがおかしい。
  • 「右投げ左打ち」の本塁打が激減。統一球が変えたプロ野球のトレンド。(小関順二)

    今季ダントツの塁打数を叩きだした西武の4番、中村剛也。統一球の導入によって、その天性の長打力が際立つ結果となった 今シーズン、塁打を10以上記録したパ・リーグ16人、セ・リーグ19人の顔ぶれを見て気づくことがある。右投げ右打ち、左投げ左打ちの選手が多いこと、すなわちこれまで球界を席巻してきた「右投げ左打ち」が少ない。パは16人中1人、セはパより多いが19人中わずか5人しかいない。この現象を引き起こした最大の要因は、今季から導入された統一球にある。 従来の公認球にくらべ縫い目の幅が1ミリ広く、縫い目の高さが0.2ミリ低くなることによって、机上の計算では飛距離が1メートル短くなるはずだった。しかし、2010年の総塁打数1605にくらべ、今季は939と激減、飛距離1m減どころではなかったのである。そして、その最大の被害者は右投げ左打ちの打者だった。 実は昨年も右投げ左打ちの塁打は少

    「右投げ左打ち」の本塁打が激減。統一球が変えたプロ野球のトレンド。(小関順二)
  • 日暮里で日ハムと横浜の紛争が勃発!?森本稀哲の“聖地”「焼肉絵理花」。(村瀬秀信)

    横浜中華街の媽祖廟(まそびょう)において、入団発表会見を開いた森稀哲選手。マンガ『キン肉マン』の登場人物「ラーメンマン」のコスプレで獅子舞の中から突如登場し、中華街の群衆の度肝を抜いた その店は、東京の下町にある“和風スポーツバー”ともいうべき野球空間である。 その店は、北海道民が“聖地”として崇め、関東遠征の際は巡礼地のひとつとして数えられた。 その店は、日暮里駅前、歩いて5分の一等地。 「焼肉 絵理花」。 この店が今季、北海道ハムから横浜へと移籍した森稀哲の実家であることは、もはや説明など不要であろう。 それは応援歌史上に残る怪作。日ハム時代の応援歌前奏、「焼肉絵理花 日暮里駅前 歩いて5分の一等地~♪」の強烈なフレーズにより、巨人・鈴木尚の焼肉「すずや」(福島県相馬市)、広島・梵英心の専法寺(広島県三次市)など、数ある選手の実家のなかでも、球界No1の認知度を誇る存在となっ

    日暮里で日ハムと横浜の紛争が勃発!?森本稀哲の“聖地”「焼肉絵理花」。(村瀬秀信)
  • エラーの数では分からない、2009年「本当のチーム守備力」。(1/3) [ベースボール・ダンディ] - プロ野球コラム - Number Web - ナンバー

    エラーの数では分からない、 2009年「当のチーム守備力」。 田端到 = 文 text by Itaru Tabata photograph by Naoya Sanuki ほんの数年前まで、毎年オフシーズンには各テレビ局で「好プレー珍プレー」のような番組がたくさん組まれていたのに、今やほとんど見かけなくなってしまった。 寂しい限りだ。特に守備のファインプレーは、シーズン中でも世間一般に紹介される機会が少ないだけに、これらのプログラムの消滅は痛い。 その一方で、YouTubeなどの動画サイトには、ファインプレーを集めた映像が多数アップされ、驚くほどのアクセス数を集めている。あの動画群を見ていると番組の需要がないとはとても思えないのだが。 かつて強烈なヘディングで全国区の選手となった宇野勝のような選手・プレーが、今ではどこかに埋もれてしまっているかもしれないと思うと、残念でな

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