特に欧州の高級車を作っているメーカは,軽量で強度の高い素材を求めています. 今までは,その素材としてカーボンを利用していましたが,いかんせん価格が高いのがネックでした. ですが,このプラスチックの登場で,格段の軽量化が見込めそうです.また,価格もぐっと下がりそうな予感. 不安というか,疑問があるのは,事故った時にどんな破損具合になるか,でしょうか.破片が強く飛び散るようであれば,周囲の方々を傷つけてしまうし,何より車内の人が安全じゃない気が… 自動車の車体骨格やシャシー部品をこの樹脂材料だけで構成することは考えにくいです。 おそらく、採用はドア、フェンダーまで、耐久性次第でフロントウィンドウを除くガラスと、 骨格ならば一部の補強材まででしょう。 自動車の車体骨格に必要な特性は、衝突安全や耐久性にかかわる「強度」も必要ですが、 同時に「剛性」も必要とされます。 これは、おおよそ縦弾性係数と製