米AMD社は10日、コード名“Barcelona”(バルセロナ)で呼ばれていたサーバー向けクアッドコアCPU“クアッドコア AMD Opteronプロセッサー”(以下クアッドコアOpteron)を発表した。
10年前は10種類くらいの汎用プロセサアーキテクチャが有ったが、現在では、x86、Itanium、POWER、SPARCの4種に集約され、汎用プロセサを開発するメーカーの数も半減してしまったと述べられた。 富士通のSPARC64 VI チーフサイエンティストの井上氏が、DualコアのSPARC64 VIついて発表を行った。最新のメインフレームプロセサと共通開発ということで、両者のブロックダイヤグラムを比較して示した。命令アーキテクチャは異なるのでデコーダなどは違うが、基本的なパイプラインはほぼ同じで、共通設計で開発効率を改善している。 SPARC64 VIのブロックダイヤ(出典:Fall Microprocessor Forumにおける発表資料) また、SPARC64 Vは前世代のVと比較すると、コア数は倍増、コアあたりのIntのIPCはほぼ同じ、FPのIPCは25%向上しており、ソケット
●メモリが最大の障壁となるマルチコア AMDは、初のクアッドコアCPU「Barcelona(バルセロナ)」で、さまざまな問題に直面した。最大の壁はメモリで、そのためにメモリインターフェイスとキャッシュ回りでは、大幅な拡張が加えられている。AMDは、San Joseで10月9~11日に開催された「Fall Microprocessor Forum」で、Barcelonaのこうした拡張について説明を行なった。 マルチコア化でメモリが問題になるのは、CPUコア数が増えるにつれて、より多くのCPUコアに命令とデータを供給する必要が生じるためだ。そのため、ソケット当たりのメモリ帯域をより広くすることが求められる。また、複数のCPUコアからの、異なるアクセスパターンのメモリアクセスが発生する。これは、ページコンフリクトも増やす傾向にあるという。 その一方で、DRAMの効率は悪化の一歩を辿っている。「D
米AMDが米国時間6月1日に,2007年提供予定の次世代マイクロプロセサ・アーキテクチャと,パワー・ユーザー向けクアッドコア・プロセサ「4x4」(開発コード名),新たな技術供与プログラムなどを発表した。 AMD社は2007年なかばに,サーバー,ワークステーション,デスクトップ・パソコン用の次世代マイクロプロセサ・アーキテクチャを利用可能とする。サーバー/ワークステーション/高性能デスクトップ・パソコン向けのクアッドコア・プロセサと,通常クラスのデスクトップ・パソコン向けデュアルコア・プロセサを用意する。 シリコン/絶縁膜構造(SOI)を採用し,製造プロセス・ルールは65nm。処理負荷に応じて各演算コアの動作周波数を動的に変えることで,全体的な消費電力を削減するという。「こうした技術により(消費電力当たりの処理性能を示す指標である)performance-per-watt(ワット性能)は,現
■後藤弘茂のWeekly海外ニュース■ AMDがK8コアの浮動小数点演算ユニットを2倍に ~Rev. Hと見られるCPUコアの姿を公開 ●明らかになったRev. G以降のAMD CPUコア AMDは先週5月15~17日に開催されたプロセッサ関連カンファレンス「Spring Processor Forum」で、クアッドコアK8のコンセプトレイアウトと基本フィーチャを公表した。カンファレンス自体は大原雄介氏がレポートしている通りで、ここでは、資料上からわかるクアッドコアK8と新世代のK8コア群について分析してみたい。 今回の発表によって、ようやく、これまで不明瞭だった65nm世代の最初のK8「Rev. G(Revision G)」とK8のリフレッシュである「New Core」の関係が、ある程度見えてきた。クアッドコアK8の図にはめ込まれたCPUコアは、Rev. G世代のCPUコアとは明確に異な
Advanced Micro Devices(AMD)は、2007年に新しいチップアーキテクチャを投入することになっているが、Intelから市場シェアを奪うことに役だった基本設計にはあまり手を加えない方針だ。 「Next Generation Processor Technology」と呼ばれているこの新チップアーキテクチャは、現在出回っているOpteron、Turion、Athlon 64のベースになっている設計を強化したものとなる。この新しいアーキテクチャを採用することで、チップのパフォーマンスは向上し、消費電力も抑えられるが、ただしAMDは設計コンセプト全体に大幅な変更を加えてはいない。この新アーキテクチャを採用するプロセッサは2007年に登場する。 AMDのシニアフェローChuck Moore氏は、「1年おきに新しいコアを投入することに注力するのではなく、全体的なシステムのパフォー
サンフランシスコ発--Advanced Micro Devices(AMD)は2006年第3四半期に「Opteron」プロセッサの「Rev F」バージョンを発売する予定だが、これに伴って同社の製品ラインからはシングルコアのサーバ用プロセッサが姿を消し、同時に4コアモデルにつながる道が開けることになる。 AMDはこれまでにもRev Fの詳細を説明したことがあったが、米国時間6日に行われた説明会では、製品マーケティング担当マネージャーのKishna Weaver氏が、これまで2006年中頃としていた発売時期を第3四半期(中)にまで絞り込んだ。 AMDはOpteronの投入で、長い間続いているIntelとの競争で新しい戦いの場をつくり出した。Xeonプロセッサを擁するIntelは、しばらく前までx86サーバ市場をほぼ独り占めしていた。だが、AMDはOpteron登場以降、デュアルコアの採用を含む
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