電話の仕組みを持ち込んだiPhone 「とても似ている」ように見えたiPhoneとAndroidが、実はかなり違ったものであることを、前回までに述べた(関連記事)。決定的な違いは、iPhoneは基本的にシングルタスクであり、同時に1つのことをやる端末であるのに対して、Androidは、自分にかかわるネット上のステータスを伝えるダッシュボードのような役割を果たすことだ。 インターネットが普及して、コミュニケーションのスタイルが変化すると言われた。『WIRED』誌が、マーシャル・マクルーハンを「パパ」と呼んだのも偶然ではない。テレビや電話などの「メディア」は、それを使う人の知覚器官の延長であるとか、「メディア」自体が意識や思考を決定するといったマクルーハンの見方が、リアリティを持ってきたからだ。 新聞や雑誌の時代には、ニュース記事や論評によって形成される世論などによって、人々の考え方が決まった
![iPhoneとAndroid、どっちを使う?(続々々) (1/2)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/44f13d5c792fbc9f696254dcfd8fce41f24114e5/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fascii.jp%2Fimg%2F2009%2F10%2F07%2F247520%2Fl%2F9c72243663bcf65f.jpg%3F20200122)