酒井 日本という社会は人材の流動性が乏しい。自分のプロフェッショナリティが見えにくいし、なかなか持つことができない。それをまず、大切にしないと。 欧米では転職が多く、自分の市場における価値を意識する。社内で似非転職をしてもだめ。市場からどのように評価されるかを考えてキャリアを積んでいかないとだめです。 日本企業は戦後、例外的な状況が長く続いた。自動的にポストがあり、命を削って働いたら、出世もできた。つまり、日本企業はバブルが崩壊するまで、意図的に人材を育てる、というよりも、人材が勝手に育っていた。若くして管理職となり、上も詰まっているわけでもなかったから。 だが、今は機会が乏しい。一人ひとりができることは限られているしね。まるで、大企業の若手社員は、タイタニック号で皿洗いをやらされているようなものです。 タイタニックで皿洗いをやっても成長できない ―― タイタニックの皿洗いというのは? 日
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