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文化とBookに関するsizukanayoruのブックマーク (21)

  • 雨宮処凛の『90年代サブカルと「#MeToo」の間の深い溝。の巻』を読んで:ロマン優光連載110

    実話BUNKAタブー2023年7月号 5/16発売 通常毎月16日コンビニ・書店で発売 特別定価670円(税込) ▼性を売る女子と性を買うおっさんと性を売らせるホスト 歌舞伎町とSEX▼ジャニーズのメディア支配を崩壊させた文春の戦略▼いい人キャラHIKAKINは当に聖人なのか▼秋篠宮家が国民から反感を買っている理由▼朝ドラ美女たちの性欲らんまん私生活▼日がイジメ社会になったのはダウンタウンのせい▼山上徹也を英雄視したせいで岸田首相襲撃が起きたというデタラメを鈴木エイトが斬る▼売春相場の真相2023少子化対策の子育て世帯支援は無駄金なので今すぐ止めるべき▼任天堂VSソニー 圧倒的にソニーの勝ち▼ラーメンチェーン激マズ店決定戦▼富裕オタク暇空茜に直撃インタビュー ほか ●連載中『ロマン優光の好かれない力』は「田村淳と室井佑月が攻撃的すぎて心配」 実話BUNKA超タブー2023年5月号 コ

    雨宮処凛の『90年代サブカルと「#MeToo」の間の深い溝。の巻』を読んで:ロマン優光連載110
  • なぜ「菊と刀」は名著なのか - 奴隷こそが慈悲を施さなければならない

    人の贈与論 「菊と刀」は、太平洋戦争時にアメリカ政府が敵である謎の民族日人を知るために、文化人類学者ルース・ベネディクトに分析を依頼して作成されました。文化人類学と言えば、モースの「贈与論」が有名です。未開社会では贈与と返礼というエコノミーにより、社会秩序が運営されていることを発見しました。贈与のエコノミーとは、贈与に対して返礼するという交換を基とします。モースの贈与論では、贈与されると返礼がマナという神的な力にまで昇華されて、人々の行動を強制します。 「菊と刀」もまた贈与論の系譜にあります。日人は恩、義理、恥などの贈与のエコノミーが強く働く人びととして、西洋人の合理主義と相対化して描かれました。この方法は多くにおいて成功していると思います。ある面で、これほど日人の特性をうまく分析しているは他に見当たりません。 ルース・ベネディクトは日を一度も訪れずにこのをかきましたが、

    なぜ「菊と刀」は名著なのか - 奴隷こそが慈悲を施さなければならない
  • 【読書感想】下り坂をそろそろと下る ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    下り坂をそろそろと下る (講談社現代新書) 作者: 平田オリザ出版社/メーカー: 講談社発売日: 2016/04/13メディア: 新書この商品を含むブログ (6件) を見る Kindle版もあります。 下り坂をそろそろと下る (講談社現代新書) 作者: 平田オリザ出版社/メーカー: 講談社発売日: 2016/04/13メディア: Kindle版この商品を含むブログ (1件) を見る 内容紹介 成長社会に戻ることのないいま、私たちは、そろそろ価値観を転換しなければならないのではないか。あたらしい「この国のかたち」を模索し、私たち日人のあり方を考察した、これからの日論!/絶賛の声、続々! 内田樹氏:背筋のきりっと通った「弱国」への軟着陸を提案する“超リアリスト”平田オリザの「立国宣言」。/藻谷浩介氏:避けてきた質論を突きつけられた。経済や人口に先立つのは、やはり「文化」なのだ。 少子化

    【読書感想】下り坂をそろそろと下る ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
  • あなたの前に、アジフライと目玉焼きと天ぷらが並んでいます。何をかけますか? - いつか電池がきれるまで

    anond.hatelabo.jp これと、このエントリへの反応(ブックマークコメント)を読んで。b.hatena.ne.jp 「目玉焼きに何をかけますか?」というのも定番の「好みが分かれる質問」なのですが、僕は、アジフライは醤油、目玉焼きはウスターソースです。 こういうのは好みの問題で、「正解」がないというのはわかりきっているのですが、何かひとこと言いたくはなるのですよね。 d.hatena.ne.jp 僕はこの「天ぶらにソースをかけますか?」というタイトルのを見かけたとき、「天ぷらにソースなんてかけるわけないだろ!」と思ったのです。 僕が子どもの頃、家で母親がつくってくれた天ぷらは、醤油でべるのが定番でした。 大人になって、「カウンターで揚げたてをべるような天ぷら店」で、「これは天つゆで」「塩で召し上がってください」なんて言われると、なんか気取っちゃってさあ、みたいな気分になった

    あなたの前に、アジフライと目玉焼きと天ぷらが並んでいます。何をかけますか? - いつか電池がきれるまで
  • 江戸の庶民の味「天麩羅(てんぷら)」誕生の歴史 | Kousyoublog

    江戸を代表する料理として挙げられるのが「てんぷら」である。「てんぷら」がいつどのように誕生したのか、必ずしも定かではないが、「東京天ぷら料理会 東天会 天ぷらの起源と語源」によれば、「『料理道記』(1669)の「てんふら 小鳥たたきて鎌倉、えび、くるみ、くずたまり」が初出とされ」、「衣揚げの記述は「どじょうくだのごとくきり、くずのこたまこを入、くるみ・あふらにてあげる『料理献立集』(1671)」が最初」だという。一方、原田信男編「江戸の文化」では「寛延元年(1748)の『料理歌仙の組糸』に、「てんふらは何魚にても饂飩の粉まぶして油にて揚げる也」とあるのが天ぷらの文献上の初出」(P132)とされる。前者は言葉だけ、後者はてんぷらそのものを表しているという違いであろうか。 明暦の大火(1657)後の復興過程で、江戸の町には様々な屋台が登場した。特に防災都市化する過程で各地に設けられた火除地

  • 「居酒屋の誕生: 江戸の呑みだおれ文化」飯野 亮一 著

    幕末に日を訪れた外国人が驚いたことの一つに、日人がひどく酒癖が悪いというものがある。例えばヘボン式ローマ字で知られるヘボン(日在住1859~92)は昼間っから酒を飲んで酔いつぶれ、あるいは大暴れしている人びとの多さに驚き、また酔って仕事もままならなくなる日人家事使用人たちに悩まされている。せめて仕事中ぐらいは酒を飲まない労働者を雇えないかと日人商人に尋ねるが、そんな日人を見つけるのは難しいと言われて途方に暮れていた。他の外国人もすっかり出来上がった武士の姿に恐怖を感じている。昼間っから刀持った酔っぱらいが歩いているんだからそりゃ怖い。ヘボンに遡ること三百年、ルイス・フロイスも戦国時代の日人の酒癖の悪さを書き留めていて、もちろん欧米でも酔っぱらいは多かったものの、西洋人からは日人の酔い方は度を越して酷いと見られていた。 武士も町人も昼間っから酒を飲んで仕事もそこそこに、そこら

    「居酒屋の誕生: 江戸の呑みだおれ文化」飯野 亮一 著
  • ポップカルチャー・サブカルチャー・カウンターカルチャー、そしてサブカル・オタク - たまごまごごはん

    メモです。殴り書きで証拠はないので、あんまり真に受けないように。 「NHKニッポン戦後サブカルチャー史」面白いんだよねえ。 去年放送していたものが、また年始にやっていて見直しました。 (ただ、出ているは番組とあまりに違いすぎてびびる) - 番組の中身がすべてではないけど、参考になるのでメモだけ。 「サブカルチャー」と「サブカル」がそもそも違う。 かつては外部からの圧力、文化的な圧力があったので、それに対してカウンターになるために文化を作ろうとしていた。 これがいうなればサブカルチャー。カウンターカルチャーと線引は曖昧。 しかし、80年代に入って文化的圧力はどんどん減っていく。 そうなると「マイノリティ」な文化が集合体になっていく。 「サブカルチャー」はいわば「外側に向けての発信」。 「サブカル」は「同じ趣味や思想が向き合う内向きの発信」。 ……という説(あくまでも説)がでていて、はーなる

    ポップカルチャー・サブカルチャー・カウンターカルチャー、そしてサブカル・オタク - たまごまごごはん
  • 0689夜 『「いき」の構造』 九鬼周造 − 松岡正剛の千夜千冊

    先週、小耳に挟んだのだが、リカルド・コッキとユリア・ザゴルイチェンコが引退するらしい。いや、もう引退したのかもしれない。ショウダンス界のスターコンビだ。とびきりのダンスを見せてきた。何度、堪能させてくれたことか。とくにロシア出身のユリアのタンゴやルンバやキレッキレッの創作ダンスが逸品だった。溜息が出た。 ぼくはダンスの業界に詳しくないが、あることが気になって5年に一度という程度だけれど、できるだけトップクラスのダンスを見るようにしてきた。あることというのは、父が「日もダンスとケーキがうまくなったな」と言ったことである。昭和37年(1963)くらいのことだと憶う。何かの拍子にポツンとそう言ったのだ。 それまで中川三郎の社交ダンス、中野ブラザーズのタップダンス、あるいは日劇ダンシングチームのダンサーなどが代表していたところへ、おそらくは《ウェストサイド・ストーリー》の影響だろうと思うのだが、

    0689夜 『「いき」の構造』 九鬼周造 − 松岡正剛の千夜千冊
  • 「いき」の構造 他二篇

    「いき」の構造 他二篇
  • サブカルチャーとは何か。NHK教育話題の番組『ニッポン戦後サブカルチャー史』書籍化の企み - エキサイトニュース

    NHK教育で今年8月から10月にかけて、劇作家の宮沢章夫を講師に放送された「ニッポン戦後サブカルチャー史」が、番組終了からまもなくして書籍化(宮沢とNHK「ニッポン戦後サブカルチャー史」制作班による共著)された。 いや、厳密にいえばこれは単なる番組の書籍化ではない。 書には、宮沢と番組で共演していた風間俊介はじめ若い世代とのやりとりや、番組中にVTRが流された各時代の当事者たちのインタビューなどは収録されていない。それどころか、テレビ番組発のにもかかわらず、図版が一切載っていないのだ。放送大学のテキストだって、もっと図版が載ってるだろうに。 文にあたる宮沢の手になるテキストも、彼が番組中で話したことを文章に起こしたというよりは、逆に、ここに書かれたことをもとに番組で講義したといったほうが近いように思う。番組づくりにあたって、各回の概要を示した宮沢によるノートといってもいいかもしれない

    サブカルチャーとは何か。NHK教育話題の番組『ニッポン戦後サブカルチャー史』書籍化の企み - エキサイトニュース
  • 『ヤンキー文化論序説』を読んで - ohnosakiko’s blog

    ヤンキー文化論序説 作者: 五十嵐太郎出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2009/03/03メディア: 単行購入: 13人 クリック: 174回この商品を含むブログ (79件) を見る ヤンキー体質ではないと自認する人々が、よってたかって「ヤンキーなるもの」を分析、考察した。自分の中の僅かなヤンキー成分を嫌々ながらも意識する者としては、これは読まざるを得ない。 まえがきで、編著者の五十嵐太郎氏が「きっかけは、だいぶ前にインテリアデザイナーの森田恭通氏をヤンキーという視点から何か分析できるのではないかという議論でもりあがったことだった」と書いているのを読んで、膝を打った。 実は三年くらい前、デザイン専門学校の家具インテリアコースの生徒のヤンキー君が、「森田恭通みたいになりたい」と言っていたのを思い出したからだ。「職人は厭なんだよ。ああいうふうに目立ちたい。んで金儲けしてぇ」。やは

    『ヤンキー文化論序説』を読んで - ohnosakiko’s blog
  • 文明の生態史観 : 池田信夫 blog

    2010年07月06日19:33 カテゴリ科学/文化 文明の生態史観 梅棹忠夫氏が死去した。書のコアになっている論文は短いが、日人論や日文化論に大きな影響を与えた。これは先日のホリエモンとの対談で話したこととも関連するので、少し説明しておこう。 書の考え方は、きわめて単純である。図のように、アジアの中心部には広大な乾燥地帯があり、それを支配するのは遊牧民族で、古代文明の多くはこの地帯とその周辺に成立した。彼らはつねに移動しながら、暴力によって動物や他民族を支配する。 これに対して農耕文明を守るために中国(Ⅰ)、インド(Ⅱ)、ロシア(Ⅲ)、イスラム(Ⅳ)では軍事的な専制国家が発達したが、その東西の周縁に位置する日や西欧などの農耕地域に住む民族は、こうした専制国家の直接支配をまぬがれ、生態系の自生的な遷移(succession)によって農業文明から工業文明に進化した――というのが「

    文明の生態史観 : 池田信夫 blog
  • http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya1141.html

  • セクシィ・ギャルの大研究―女の読み方・読まれ方・読ませ方 - 情報考学 Passion For The Future

    ・セクシィ・ギャルの大研究―女の読み方・読まれ方・読ませ方 上野千鶴子の"処女喪失作"が四半世紀ぶりに文庫化。カッパブックスから岩波現代文庫へ。 「男は「女らしさ」を振つけし、読みとり、鑑賞し───そしてもちろん、発情する。この「らしさ」のカタログは、男たちの作ったマスメディアの中に、うんざりするほど登場する。いまからお目にかけるのは、広告というもっともポピュラーな媒体に登場する、女たちの「らしさ」のカタログであり、その隠されたメッセージを読みとく手引きである。」 四半世紀経っても男の目から見てのセクシー=「女らしさ」はあまり変わっていないように思える。四つん這いだとか、体をくねらせるとか、流し目、濡れた唇に、男はついついそそられてしまう。広告はそうした男性の心理を利用して、巧妙に商業的メッセージを発信してきた。 「女らしさ」は男性が文法をつくりだす。こんな面白い研究が紹介されている。 「

  • 中空構造日本の深層 - 情報考学 Passion For The Future

    ・中空構造日の深層 元文化庁長官の心理学者 河合隼雄の論考。もはや古典。日の神話、昔話の分析を通して日人の深層構造を理論化した。 1 アメノミナカヌシとタカミムスヒとカミムスヒの、アメノミナカヌシ 2 アマテラスとツクヨミとスサノオの、ツクヨミ 3 ホデリとホスセリとホオリの、ホスセリ 古事記にはそれぞれ3柱がセットで生まれてきたのに、その後の神話にほとんど登場しない影の薄い神がいる。たとえばアメノミナカヌシは漢字で書くと天之御中主であり、まさに世界の中心に位置する重要な神のはずなのに、その他の二柱と違って、古事記冒頭の記述以降はちっとも出てこない。アマテラス(太陽神)、ツクヨミ(月神)、スサノオ(海神)の組では、多くの文化で太陽神と月神はセットで活躍するのに、日神話ではツクヨミの登場場面はほとんどない。ホデリは海幸、ホオリは山幸で有名な兄弟の争いの物語があるのに、一緒に生まれたホ

  • サイバースペースの民俗学: 日本人とメタバース : 族長の初夏

    柾悟郎の「ヴィーナス・シティ」を読んだら、現在のネット文化についてかなり的確に予言している箇所がいくつも出てきて驚きました。特に興味をひかれたのが、仮想空間やネット社会における日人の民族性についての考察です。(作品のタイトルにもなっているヴィーナス・シティとは、ユーザーが自己のアバターを操作してネット上の仮想都市の住人として生活を送ることができる娯楽サービスのこと。仮想現実の技術が今より進んだメタバース的なもの。) ヴィーナス・シティの日人ユーザーの大半は、欧米人のようにアバターとして自分自身のイメージを使わず、おおむね白人タイプの、またはマンガやアニメやゲームのキャラクターに似せたイメージを使っています。これは現実でも、たとえばMMOとかでよくみられる現象です。セカンドライフなど実際のメタバースではどうなのか、僕は入った経験がないのでそこはなんともいえないんですが。 こうしたことの原

  • 「歌」の精神史 - 情報考学 Passion For The Future

    ・「歌」の精神史 日人の叙情精神を「歌」という切り口で平家物語から現代歌謡曲まで通史的に振り返る。短歌や俳句も「歌」であるし、琵琶法師の平家物語や瞽女唄だって「歌」である。乃木将軍の辞世の句も、サラダ記念日も、浪花節や演歌、JPOPも歌である。 だからこのは、こんな章立てだ。 幅広い。 ・空を飛ばなくなった歌?美空ひばりと尾崎豊 ・「短歌的抒情」の否定と救済?小野十三郎と折口信夫 ・『サラダ記念日』の衝撃?斎藤美奈子と富岡多惠子 ・浪花節と演歌?朝倉喬司と春野百合子 ・『平家物語』の無常観?小林秀雄、唐木順三、石母田正 ・吉川英治と『平家物語』 ・挽歌の伝統と「北の螢」?古賀政男と阿久悠 ・西行と啄木のざわめく魂 ・道元と白楽天 ・親鸞の「和讃」 ・親鸞和讃と今様歌謡 ・瞽女唄と盲僧琵琶?小林ハルと永田法順 ・西條八十と北原白秋?日的叙情 最後の転換期は美空ひばりと尾崎豊のあたりにあ

  • 就職しないで生きるには: たけくまメモ

    ↑就職しないで生きるには(上の図版は旧版。現在刊行中の表紙は色が違っているが中身は同じ) レイモンド・マンゴーの『就職しないで生きるには』は、1979年にアメリカで初版が出版され、81年に晶文社から日語版が刊行されました。今なお現役で刊行されている大ロングセラーであります。 俺は最初の邦訳刊行時に読んだんですが、81年といえば、俺が20歳から21歳にかけての年であります。まだ20歳だったこの年の春、俺は学校を中退して、家出したのでした。それからしばらくはホームレス状態が続き(最初の半年は物のホームレス。野宿こそしなかったが友達のアパートを転々としていた)、お先真っ暗な状況だったのですけど、そういう時に、屋でこのを目にしたのでした。俺の心情そのままのタイトルは、衝撃的でした。 書を一言で説明するなら、「ドロップアウトした人のための“起業のすすめ”」であります。ドロップアウトを直訳す

    sizukanayoru
    sizukanayoru 2009/09/09
    『生活力もないのに理想論を述べるから中二病と呼ばれるので、声高に理想を主張したとしても、その人に自立した生活力があるのなら、中二病とは呼ばれません。』( ..)φメモメモ
  • 汚穢と禁忌 - 池田信夫 blog

    ウンベルト・エーコによれば、文化は「危機に直面する技術」だという。記号論が示すように、文化の基は一定のシンボル体系の中に情報を秩序づけて共有することだが、こうしたフレームが制度化されると源的なリアリティとの間に齟齬が生まれる。それが非常に大きくなるとコミュニティの存続が脅かされるので、そのリスクを認識させるのが「反秩序」としての文化である。 こういう話は一時、「トリックスター」論として流行したが、その走りが書(原著は1966年)である。著者は、それまで文化人類学の研究対象とされなかった不浄なものが、文化の中で重要な役割を果たしていることを明らかにした。汚物についての禁忌(タブー)は、どの文化圏でもきわめて強いが、その対象は両義的な意味をもつことがしばしばあり、聖なるシンボルとして儀礼で重要な役割を果たす。 たとえば葬儀に糞尿を使う慣習は「未開社会」に広く見られる。死体に尿をかけて

  • ヤンキー進化論 不良文化はなぜ強い - 情報考学 Passion For The Future

    ・ヤンキー進化論 不良文化はなぜ強い 最近、盛り上がってきたヤンキーという文化集団の研究。これまで表で語られることが少なかった日の地方の不良文化の系譜を明らかにする。特攻服の暴走族、リーゼントのツッパリ、ギャル、スケバン、レディース、DQNなどヤンキーと、曖昧にされてきた周辺の概念を定義していくのが面白い。 著者は、ヤンキー的であるとは、 ・階層的には下(と見なされがち) ・旧来型の男女性役割(男の側は女性に対して、性的でありかつ家庭的であることを求める。概して早熟・早婚) ・ドメスティック(自国的)やネイバーフッド(地元)を指向 というファクターを帯びていることだという仮説を提示する。 ヤンキー研究の意義を「階層的に下位に位置づけられることが、自身のアイデンティティを毀損しない生き方」をポジティブに語ることに見出している。上品・洗練・高尚な文化だけで社会は成り立っていない以上、「バ