最近、JavaScriptで小さな処理系を書くのが流行っているらしい。 45歳を過ぎた私もやってみたいと思い、昔とった杵柄で、PL/0の処理系をJavaScriptで書いてみた。こちらをどうぞ。 amachangみたいに4時間というわけにはいかなくて、動き出すには6時間くらい(何日かに小分けにしたので)かかったと思う。 PL/0については、Wikipediaの解説が詳しい。 この実装の特徴としては、 教科書的な降下型パーサ(1トークン先読み) 簡単なPコードインタプリタでの実行(この部分だけ以前Cで書いたものを流用・移植した) 上記のごとくあまり特徴はない。素直にPL/0をJavaScriptで実装した まだ、手抜きが多い。単項マイナスもまだ。実装は容易です。 思ったこと もうPascalでは書けないと思いました(^^; デバッガもないCabezonで、よく8000行も書いたなぁー Fir
はじめに この記事では、中田育男著「コンパイラ 作りながら学ぶ」(オーム社) に出てくるプログラミング言語 PL/0' を JavaScript で実装します。 コンパイラ 作りながら学ぶ この書籍ではシンプルなプログラミング言語 PL/0' コンパイラをC言語で実装したソースコードが巻末に掲載されており、それをもとにコンパイラの理論が説明されています。書籍では完成系のコードが一度に示されていますが、この記事では最小限のサブセットを設定して、徐々に拡張していきながら処理系を完成させます。 対象読者 この記事は以下のような人をターゲットに書かれています。 「コンパイラ 作りながら学ぶ」の本文を一通り読んだ上で、巻末のコードを理解しようとしたものの途中で挫折した人 「コンパイラ 作りながら学ぶ」はもともと1995年に「コンパイラ」というタイトルで出版されていた本の改訂版です。私は改訂前の本を高
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