PDP-7版UNIX再現プロジェクト PDP-7で開発された最初期のUNIXを再現するプロジェクトがあります。 以前より「Unixの歴史を再現したリポジトリを読む」シリーズで紹介しているUNIXリポジトリ再現プロジェクトには、このPDP-7版再現プロジェクトの成果が含まれており、その正体は複数の再現プロジェクトの複合体でした。 ありがたいことに、PDP-7版再現プロジェクトの主要メンバーの1人であるセバスチャン・ラスムセン氏からご連絡をいただきました。Google翻訳で私の記事を読んでくださったそうです。 コピー用紙からソースを復元 PDP-7版のソースコードは、当時のテープが残っているわけではなく、全米各地に残っているソースコードのコピーをかき集めて復元しているそうです。コピーは不鮮明だったり欠落したりしています。一筋縄ではなさそうです。 ベクタースキャン方式のブラウン管ディスプレイ P
The history and evolution of the Unix operating system is made available as a revision management repository, covering the period from its inception in 1970 as a 2.5 thousand line kernel and 26 commands, to 2018 as a widely-used 30 million line system. The 1.5GB repository contains about half a million commits and more than two thousand merges. The repository employs Git system for its storage and
UNIXが開発された当時はgitもCVSもなかったわけですが、もし当時gitがあったら?みたいなifを実現したリポジトリがGitHubにあります。 凄い時代になったものです。 非常に興味深い内容ですが、読むのは正直だるいです。私はゲーム畑の人間で、組み込みも混ざっていますが、UNIX/Linux方面は全くの素人。誰かお詳しい方に解説をお願いしたいところです。 しかしちょっとググってみた限りでは解説している人は見当たりません。止むを得ず自分で探求することに…。 PDP-7 ベル研がMultixの開発から撤退し、ファイルシステムのアイデアがお蔵入りになったケン・トンプソンはエネルギーを持て余していました。日進月歩でコンピュータの性能が高まっていたこの時代、陳腐化して誰も使わなくなったPDP-7でゲームを作っていたケン・トンプソンは、これでファイルシステムを実装してみることにしました。OSはオマ
個人で遊べそうなUNIX NET/2リリースを元にしたもの SVR4系統のもの Machを元にしたもの 低価格ワークステーション ワークステーションOSを移植するもの MINIXなど 386BSD 4.[34]BSDのフリーな部分(NET/2)を利用してPC/AT上で動作する ようにしたフリーのBSDシステム。 現在のリリースは0.3.3 2.1。 パッチ情報はcomp.unix.bsdで流れている(らしい)。 DDJ誌で関連記事が連載されている。 フロッピー18枚(3.5inch/1.44MB)。 OSのみで、X windowなどは無し。 コマンドが足りないので自分で各種ツールを補充しないといけない 2.2。 要求されるハードウェア 2.3 実用上は、テープドライブかEthernet環境が必要。 OSのrecompileをするためには、300MB程度のディスクが必要。
Version 7 UNIXとは、DECのPDP-11で動いていたUNIXです。AT&Tベル研究所製の初期のUNIXシリーズの直系のバージョンで、1979年にリリースされました。 V7は現在、フリーソフトウェアとして公開されており、こちらからブートイメージを入手することができます。また、x86への移植活動もあり、VM用のディスクイメージが公開されていたりします。 古いUNIXを触ってみたくなったので、古いハードウェアをシミュレートしてくれるエミュレータ simh を導入して遊んでみることにしました。 下準備 まずは必要なものを揃えます。simh は、dpkg系のパッケージ管理システムを採用しているディストリビューション上で次のようにしてインストールします。 [bash]$ sudo aptitude install simh[/bash] 次に、V7のイメージをダウンロードし、解凍しておき
リンク note(ノート) さよなら、愛しのFreeBSD|力武 健次 / りきたけ けんじ|note 2019年1月末でFreeBSDに関連する開発活動を止めることにした。とても愛していたOSだけに身を切られるような思いは否めなかったが、別れが来るなら自分の自由になるうちにと思い、決断した。以下は個人的な想いを綴っている。 BSDの大元は、カリフォルニア大学バークレイ校で作られたオペレーティングシステム、今風に言えば基本ソフトだ。Berkeley Software Distributionというのがもともとの名前だ。 1985年に自分がUNIXに触れたころから憧れていたのがこのBSDだった。当時のBSDは 287 users 3 発明家で技術コンサルの北神 @nonNoise 自作Linux基板作るんだから、Linuxについてお詳しいんでしょ?って思うじゃん! 言ってもまだLinuxをビ
Watch new AT&T Archive films every Monday, Wednesday and Friday at http://techchannel.att.com/archives In the late 1960s, Bell Laboratories computer scientists Dennis Ritchie and Ken Thompson started work on a project that was inspired by an operating system called Multics, a joint project of MIT, GE, and Bell Labs. The host and narrator of this film, Victor Vyssotsky, also had worked on the Mu
dspinellis/unix-history-repo 現在入手しうる限りの情報を使って、Unixの歴史を再現したgitレポジトリを作成する試みが行われている。 1972年から2015年までの入手可能な断続的なスナップショット、レポジトリ、研究記録を元に、単一の歴史を辿れるgitレポジトリを作り上げるというプロジェクトだ。 スナップショットからはソースコードと日付を、研究記録からは貢献者とブランチを、レポジトリからはすべての情報を得て、単一の歴史というメタデータを辿れるgitレポジトリを生成する。これはUnixの歴史研究のために非常に便利だ。 ちなみに、case-insensitiveなファイルシステム上に展開するとファイルの欠落を生じるそうだ。
Home Subscribe Unixデーモンの仕組み 12 March 2015 おはこんばんちは!! 尾藤 a.k.a. BTO です。 みなさん、Unixデーモンよく使ってますよね。 Webエンジニアなら、Webサーバ、メールサーバ、DBサーバ、cronなどがよく使われるのではないでしょうか。 24時間365日黙々と働き続けるUnixデーモン達。 身近な存在だと思いますが、実はどういう仕組みで動いているのかご存じない方も多いのではないでしょうか。 先日、オトバンクでUnixデーモンの仕組みについて勉強会をやったので、その内容をまとめます。 デーモンとは では、デーモンとはいったい何なのでしょうか。 Unixライクシステムにおいて、バックグランドで動作して様々な処理を実行してくれるプロセスがデーモンです。 デーモンには明確な定義はありませんが、だいたい次のような条件を満たすプロセスが
© Amit Singh. All Rights Reserved. Written in August 2004 UNIX® is a registered trademark of The Open Group. Introduction In this document, I discuss "gbaunix", a rather contrived experiment in which I run an ancient version of the UNIX operating system on a popular hand-held video game system using a simulator. I can imagine this to be loosely of interest to a few types of people: Game Boy hobbyi
Working With Unix Processes という本を読んだ。 Thin の作者からの「時期バージョンを作るとき参考にする」というメッセージ*1が添えられていたのに惹かれて買った。著者のサイトで直販しているが、 Kindle Store からも購入できる。 この本は一言でいうと、 UNIX 系 OS のプロセスについての本だ。プロセスとは何か、という導入部から始まって、プロセス ID やプロセス名、終了コードへと言及し、 fork(2) やソンビプロセス、シグナル、そしてデーモンプロセスの説明あたりまで本編中で説明している。 UNIX プログラミングに関する類書は 1000 ページを超えるものが多いなかで、この本はわずか 100 ページほどしかなく容易く読める*2。しかしページ数が少ないぶん、あまり踏み込んだ内容とは言えず、全体的にやや浅い印象を受けた。すでに UNIX, Li
■ Ken Thompson氏 古い話ですが、今日 Ken Thompson氏の有名なback door事件を知った(氏はUNIXを作った男の一人である)。backdoorとは、システムやプログラムの作者が、作者しか知りえない秘密の手順を組み込んでおき、あとでそのシステムへ侵入するための裏口を作っておくことである。広い意味で言えばゲームの裏技やアクションゲームの主人公の無限増殖などもこの類のものだろう。 氏は初期の(1970年代初頭の)UNIXシステムのlogin コマンドにバックドアを仕込んでおき、ログイン名ktと、とあるパスワードを入力すると、そのアカウントが存在しなくてもシステムに侵入できる仕掛けを入れておいた。しかもそれを氏が1984年に論文で発表するまで誰も見破れなかった。というのだ。 その恐るべき手法は次の通りである。もし login.c にバックドアを記述しておいたらすぐに見
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文:Chad Perrin (Special to TechRepublic) 翻訳校正:村上雅章・野崎裕子 2010-11-26 08:00 システムセキュリティに対するUNIXのアプローチと、Microsoft Windows(以降、Windows)のアプローチの主な違いに目を向けてみることで、UNIXシステムの特長とも言えるセキュリティの強固さが、その優れたアーキテクチャ設計によってもたらされているという事実を実感することができる。Windowsでも、さまざまな角度からこういった特長を取り込もうという試みがなされてはいるものの、システムアーキテクチャに組み込んだかたちで設計されているのではなく、OSの上に構築した機能として実装されているのが実態である。 例を挙げると、Windowsにおいて権限の分離を実現するために採用されている設計指針は、Windowsのセキュリティに影を投げかけ続
$ man strstr char *strstr(const char *haystack, const char *needle); オブジェクト A からオブジェクト B を見つける関数を書く場合、オブジェクト A に haystack 、オブジェクト B に needle という引数名を付けるのは PHP の文化だと思っていたのですが、どうやら UNIX の文化だということが判明しました。少し調べてみた感じだと「 Needdle in a haystack 」という英語のイディオムが元ネタになっているらしくて、意味は「見つけるのが困難なぐらい大きなオブジェクト (haystack) の中にあるオブジェクト (needle) 」らしいです [1] 。直訳だと「干し草の山の中の針」です。こういう味のある名前は好きですが、ボキャブラリが低いとさっぱり意味がわからないという弊害を伴います。
「友だちをつくるため投資詐欺思いついた」 寂しがり屋の女性が市営団地を舞台に「口コミ」で59人から1億2000万円詐取 佐賀市
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