14日夜に広島空港(広島県三原市)で発生した韓国・ソウル(仁川)発広島行きアシアナ航空162便の事故で、パイロットが着陸機を電波で誘導する精密な計器着陸装置(ILS)を使えない状態で着陸したことが国土交通省大阪航空局への取材でわかった。同局によると風向きの影響で、装置を使えない滑走路の東側から入るように管制官が指示を出したという。広島県警は15日、業務上過失致傷容疑で現場検証をした。 同空港の滑走路は、東西に延びている。滑走路の東端にはILSが設置され、西側から進入すると、装置が発する電波を使って着陸することができる。今回は逆ルートだったため、滑走路中央付近にある進入角度を示すライトなどを頼りに目視で進入したという。ILSが破損しており、進入時は超低空で飛行していたとみられる。 ILSを使えば気象条件が悪くても着陸しやすい。羽田、成田、関西、福岡空港では滑走路の両端に設置しているが、広島空
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