昨年、全国の警察が認知した刑法犯は158万5951件(暫定値)で、平成に入った89年以降では最も少なかったことが13日、警察庁のまとめでわかった。殺人事件は戦後最少を更新した。 刑法犯は02年をピークに減少傾向が続いている。平成に入って最も少なかったのは90年の163万6628件だったが、10年はこれを下回った。殺人事件は09年の1094件より27件(2.5%)少ない1067件で、戦後最少を更新。ひったくりは1万4559件で、前年比4477件(23.5%)の大幅減となった。昨年の刑法犯の検挙率は31.4%で、前年を0.6ポイント下回った。