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ブックマーク / blog.goo.ne.jp/keisai-dousureba (3)

  • 戦間期の日本経済の構造変化 - 経済を良くするって、どうすれば

    経済は、昔も今も、成長と平等が目標だ。どうやって実現するかと言うと、まず、輸出を増やすことで設備投資を引き出し、高投資の経済構造にして成長率を高める。これが進行し、労働需給が締まって、賃金と物価が上がるようになると、所得は広く行き渡るようになる。「輸出増で高成長」は幾つも例があるが、平等化まで到達できたのは、高度成長期の日のみである。日人であれば、せっかくなら、そうした観点で経済を眺めたい。 ……… 深尾京司、中村尚文、中林真幸の各先生が編集する岩波講座『日経済の歴史4 近代2』には、巻末付表4「名目国内総支出の構成 1913~40年」が掲載されている。その変遷は、経済構造を観察するのに極めて有用であり、もったいないのでグラフ化してみた。これを眺めつつ、戦間期の経済政策がどういうものだったかを評価するとともに、そこから現代に活かせる教訓を探ることにしよう。 第一次大戦時の日経済は勃

    戦間期の日本経済の構造変化 - 経済を良くするって、どうすれば
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    style_blue 2018/01/23
    > 今のアベノミクスとて、後世の人から見たら、デフレ脱却を掲げつつ、緊縮で財政再建を進めたことは「謎」にしか映るまい。
  • 格差是正の経済政策・「ピケティ」に想う - 経済を良くするって、どうすれば

    年末年始のお休みに読むには、トマ・ピケティ『21世紀の資』は最適だったのではないかな。なにせ、マルクスの『資論』には及ばないが、ケインズの『一般理論』を超える600ページの大著だからね。せっかちな人は、「はじめに」の後に、さわりの8章~10章を読むことをお勧めするよ。これだけでも150ページある。 大著を強引に6行に要約すると、次のとおり。歴史的に見て、資から得られる収益率は、経済成長率を上回るものであり、必然的に所得や資産の格差は拡大する。こうした資の性質によって、二つの世界大戦前には大きな格差があり、戦争による経済的、社会的な衝撃で、いったんは縮小したものの、1980年代後半から再び広が出し、いまや前時代並みとなった。大きな格差は、民主主義的な社会を不穏にし、能力主義的な価値観を損なうから、資への累進的課税が必要とする。 今回は、言及の少ない日の動向について、グラフの「微地

    格差是正の経済政策・「ピケティ」に想う - 経済を良くするって、どうすれば
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    style_blue 2015/01/15
    昔は戦争がある種のリセットとして機能してたからなー 今は違うリセット機構が必要なのかなー でもどっちにしろ社会は大打撃、大混乱になるよなー イチ国家で何とか出来る類の問題じゃないしね。
  • 巨額の財政赤字の謎 - 経済を良くするって、どうすれば

    長く生きていると、現実が間違っていると言い出す人と、自分が間違っていると疑う人の二つのタイプがあることが分かってくる。臆病な筆者は後の方だ。経済について、いろいろと説明を試みてきたが、どこかに穴があるのじゃないかと心配してしまう。これまで失敗もしてきただけにね。 他方、世の中には、羨ましいほどの自信家もいる。「巨額の財政赤字を抱える日は、必ず破綻する」なんて言う人は、その類だと思う。筆者も昔は破綻を心配していた。金利も高かったし、「100兆円の背信」(1985年刊)というを読んでは、こんな政治では危ういなと感じていたものだった。 しかし、それから20年が経ち、国債は700兆円を超えても、兆しすら見られない。こうなっても、「いや必ず起こるんだ」と叫び続けるのも一つの在り方とは思うが、信念の薄い筆者は、これには何か理由があるのではと疑ってしまう。そして、GDP統計などを調べては、いろいろと

    巨額の財政赤字の謎 - 経済を良くするって、どうすれば
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    style_blue 2012/08/13
    > 日本経済は、欧州と比較すれば、規制も緩く、社会保障負担も軽く、技術も資本もある。愚劣で極端な財政運営さえしなければ、「成長戦略」などなしに、自力で成長していく。それを現実が証明しつつある…
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