クラウドの話題になると、通常のセキュリティ上の懸念とは別に、幾つかの雇用上の不安がIT担当者の胸をよぎる。企業の中にクラウドが導入されるということは、これまでにIT部門が処理してきた管理や保守、リソース割り当てなどの多くの業務をサービスプロバイダーが引き継ぐことになるからだ。 「私はこれから何をすればよいのだろう?」と、戸惑いを表すIT担当者もいる。これはまさしく、米TechTarget主催のカンファレンス「Modern Infrastructure Decisions Summit」における基調講演の議題であった。 関連記事 “クラウド失業”に心穏やかでないIT担当者、打つ手はどこに? 無数のiPhoneが変えたIT部門の職場風景 SaaSの勝手導入でIT部門が大混乱、防ぐには? 「抵抗は無意味だ」――IT部門はiPhone、iPad、Macをサポートすべき BYODに直面するIT部門、