タグ

2013年6月2日のブックマーク (2件)

  • コンコーダンスとは

    1.コンコーダンスが生まれた背景 今年になって、文献1.2で紹介されている、英国生まれの『コンコーダンス』という概念に注目したい。 私たちは、薬歴作成時など、患者さんの「コンプライアンス(compliance)」が良いか、悪いかということにこだわりがちではないだろうか? しかし、この日常用いる「コンプライアンス」という言葉には、規則や権威ある人の要求・命令に従うという意味がある。「コンプライアンスがよい患者」とは「医療専門職の治療計画や指導に服従する患者」にすぎないのである。 しかし、患者たちはこの10年で、インターネットをはじめとして、病気やくすりに関する情報を容易に入手できるようになり、自らの治療は自らの意志で決定することが可能となった。患者と医療専門職の関係は大きくかわりつつあり、もはやコンプライアンスの改善のみが、最良の医療とは言いがたくなっているのである。 また、メルクマニュアル

    taguten
    taguten 2013/06/02
    なるほど、厳守から納得させる段階までか。
  • 『なめらかな社会とその敵』をもっと理解するための10冊。

    鈴木健さんの近著『なめらかな社会とその敵』の5刷が決まったようです。 勁草書房の歴史では、浅田彰氏の『構造と力』以来の売れ行きだそうです。 このブログでも「思想の散種」の一貫として書評を書きましたが、そろそろみなさん手にとって読まれた方も多いと思いますので、書をより深く理解するためにオススメのを10冊ほどあげてみました。 民主主義、メディア論、認知科学、哲学、など幅広い領域に関わる書を理解するには、どこかの専門分野を勉強するというよりも、ある方向を目指した「思考の型」を共有しているようなを読むことが理解の鍵のような気がします。 そこで、あくまで個人的なオススメですが、以下に10冊ほど挙げてみたいと思います。 ※僕自身の関心領域である生命論・科学史あたりが中心になっています。他にも数学経済学、あるいは政治思想の領域にも関連する書籍があると思います。それぞれの分野の方にオススメの

    『なめらかな社会とその敵』をもっと理解するための10冊。