あなたはソファーで寝転びながら、スマホを使ってお菓子を注文する。当日配送といっても、早くても夕方くらいか。そう思っていると突然ドアベルが鳴る。「宅配便です」と訪問者は言う。「なぜこんなに早く配送できたんだ?」と聞くと、彼は「そろそろ注文なさると思いましてね」と答える。 あなたがスマホを眺めていると、ある作家の記事が炎上していた。この作家は暴言が多そうだ。過去の記事を読むと、スルーされてきた数々の暴言がある。この作家の本を読めばネタになるだろう。あなたはさっそく書籍を注文する。すると、またしてもドアベルが鳴る。書籍の配達だった。「なぜ、こんな早く?」。配達人は「そろそろこの作家が気になるんじゃないかと思いましてね」と答える。 クリスマスイブの夜、あなたは彼女と良い雰囲気になる。ちょっと酔わせてみたくなったあなただが、安酒しか持っていない。あなたは、スマホから高級なシャンパンを注文する。すると
理化学研究所によるSTAP細胞騒動が示したように、世に出回る研究論文のなかには検証が難しい内容も多い。研究内容を再現する条件が“属人的ノウハウ”と言われれば素人は手出しができない。そんな心配を、近い将来、ロボットが払しょくしてくれるかもしれない。 産業用ロボットを製造する安川電機は今年3月に「バイオメディカル事業統合部」を立ち上げた。バイオテクノロジーや医療に関する実験や医薬品の製造を行う2本腕(双腕)ロボットを製造・販売する部門だ。昨年まではロボット事業部の一グループでしかなかったが、「バイオ分野では十分に採算性があるとの目算ができたことで独立部門となった」(清水圭部長)という。 なぜ、バイオ分野で双腕ロボットの需要が盛り上がっているのか。その背景には、遺伝子解析ビジネスの勃興により、分析のための前処理作業の必要性が高まったことがある。また、再生医療が国の成長戦略の一つに組み込まれたこと
昨日、突然発表されたGoogleの新プロジェクト「Tango」の無限大の可能性に胸をときめかせたのは筆者だけだろうか。 Google、スマホに人間レベルの空間認識能力を与えるプロジェクト「Tango」を発表 個人的にはかなりインパクトのあるニュースだったが、それほど大きな話題にはなっていないようだ(少なくとも日本国内では)。 Tangoが驚異的なプロジェクトになりうる理由を、Googleマップのストリートビューと比較しつつ、妄想を交えながら気楽に考えてみたい。 スマホで部屋を3Dモデル化した動画が公開 まず、TechCrunchが新たに公開した動画を見てみよう。 室内を撮影 雑然と物が置かれた部屋を、Tangoの試作スマホによって撮影していく。この試作機には、モーションセンサや奥行きを感知するDepthセンサ、カメラ、高性能プロセッサが搭載されている。 部屋内を移動しながら、ゆっくり撮影し
連載2回目に登場する賢者はソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)の家庭用ゲーム機「プレイステーション」の生みの親で、現在は自ら設立したサイバーアイ・エンタテインメントで次世代技術の開発に取り組む久夛良木健氏。クラウドコンピューティングが加速することで、ネット社会の主役はスマートフォンやタブレット端末ではなくなっていくと予言した。不振を極めている日本の家電メーカーが復活するカギも、そこにある。 プレイステーションの開発において、インターネットはどのように意識されていたのでしょうか。 SCEが初代のプレイステーションを発売したのが1994年。プロジェクトの段階から数えるともう20年以上が経ちますが、私はプレステの開発を始めた当初から、どこかの時点でプレステをインターネットに“溶かしたい”という思いを持っていました。 プレステをネットに“溶かす”というのは、ゲームソフトの情報をクライア
ガラスパネルが前面を覆うiPhone、アルミニウムの板を削りだして作った継ぎ目のないボディーを持つiPadやMacBook――。世界を席巻する米アップルの製品デザインが多くの人の心をとらえたのは、全く新しい形状だからではない。彼らの功績は、誰もが思いもしなかった素材と加工技術の使い方を発明し、過去に多くの人が生み出そうとしてもできなかったシャープで明快なフォルムの製品を作り上げたことだ。そして日本には、製品デザインの常識を覆し、消費者に驚きと感動、さらには高い機能を提供できる素材が数多く隠されている。素材を加工する新技術や人材も豊富だ。本連載では、アップルをしのぐような新製品開発の可能性を有する素材や加工技術を発掘していく。
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