2015年度から小学校で使われる社会科の教科書で、竹島と尖閣諸島を「日本固有の領土」と明記したものが文部科学省の検定に合格したことに対し、中国がさっそく反発を強めている。 予想通りの“嫌がらせ”、もしくは外交上の“駆け引き”といったところだが、懸念されるのは、近年、中国が尖閣諸島に対して実力行使にも出ているという点である。 尖閣の近海では、中国公船の出没事例が後を絶たない。同海域で今も操業を続けている与那国島与那国町漁業協同組合の中島勝治組合長は、その実態をこう説明する。 「『中国公船が領海侵犯を行なった』というニュースが報じられるときは、日本の漁船が尖閣周辺の日本領海内で操業しているときなんだよね。中国公船は、われわれ日本漁船を見つけると追いかけてくる。海上保安庁の巡視船が間に入って、体を張って守ってくれていますよ」 さらに、中国の漁船も大挙して尖閣近海へ押し寄せている。2010年に尖閣
![中国による尖閣諸島の実効支配は、海と空から着々と進んでいる! - 政治・国際 - ニュース](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/5a5f81b338ae76e0bae870f2e1a19294496392ac/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwpb.shueisha.co.jp%2Fimages%2Fcommon%2F640x360.png)