サイバーセキュリティを手がける米企業FireEyeが米国時間10月3日に公開したレポートによると、北朝鮮のハッカーグループは明確かつ目に見えるかたちで役割が分けられているという。同社が確認しているのは、国家を相手にしたサイバー諜報活動を手がける2部隊と、銀行や金融機関からの金銭強奪に特化した部隊だ。 Sony Pictures Entertainmentに対するハッキング事件が発生した2014年、すなわち北朝鮮がサイバー諜報活動における脅威的存在だという事実が明らかになった時からこれまでの4年間、北朝鮮の関与が疑われるハッキング事件は常に、北朝鮮サイバー部隊の総称である「Lazarus Group」の手によるものだと報道されてきた。 しかしFireEyeの専門家らは、明らかに振る舞いの異なる3つのグループが存在していることを今回のレポートで明らかにしている。それらはサイバー諜報に特化したグ
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