いまだ解除されぬ緊急事態宣言、自粛を強制された繁華街、今日もマスクを着けた人々が息苦しそうな顔で歩いている……。コロナ禍以降、東京の街は住みづらくなった。会社に行く機会も減ったのだから、わざわざ家賃も感染リスクも高い東京に居続けるよりも、田舎に引っ越したほうがいいのではないかと思う人もいるだろう。 筆者は2020年11月1日、東京の渋谷から佐賀の唐津に移住した。まったく縁のない土地に住み始め、はや半年。主な収入源の文筆業はリモートでもできるし、月に1度は東京出張があるため、面白い人や情報が集まる東京がいかに素晴らしい街だったか改めて理解できた。同時に今のノンビリとした暮らしに幸せを感じる自分もいる。 最近は、「東京を離れたら仕事がなくなるのではないか?」「縁もゆかりもない土地で暮らしていけるのか不安」といった相談もよくされる。今回は「移住先でも稼ぐために必要なこと」について紹介していく。