身代金要求型ウイルスのランサムウェアを使ってサイバー攻撃をしかけるハッカー集団の「ダークサイド」は、身代金(暗号資産)の受け取りに利用したとみられるウォレットで少なくとも1750万ドル(約19億円)相当のビットコインを受け取っていた可能性がある。 ブロックチェーン上の取引データを調査・分析するエリプティック(Elliptic)によると、ダークサイドが利用していたウォレットは、今月8日にサイバー攻撃を受けた米コロニアル・パイプラインが支払ったとされる75BTCを受け取ったという。 ランサムウェアを使ったサイバー攻撃では、攻撃を受けた企業のデータは暗号化され、同時に多額の身代金が要求される。身代金が支払われない場合は、盗み出しておいたデータを公開すると、企業をさらに脅迫する。 エリプティックの調査によると、ウォレットは3月上旬にアクティベート化され、他の21のウォレットと57回の取引が行われて