元東京都知事で衆議院議員の石原慎太郎氏(81)が、雑誌インタビューで、「君が代は歌詞を変えて歌う」という内容の発言をした。都知事時代に教員に国歌斉唱を義務付けただけに、発言は波紋を呼んでいる。 発言が出たのは、「文學界」2014年3月号で、聞き手でアイドル評論家の中森明夫さんから、皇室について考えを尋ねられたときだった。インタビューは、「芥川賞と私のパラドクシカルな関係」というテーマで行われた。 過去には「君が代って歌は嫌いなんだ」と発言 石原慎太郎氏は、「いや、皇室にはあまり興味ないね」と答えると、次のように続けた。 「僕、国歌歌わないもん。国歌を歌うときはね、僕は自分の文句で歌うんです。『わがひのもとは』って歌うの」 そして、こう歌うと、周りの人たちが驚いて振り返るのだと明かした。 さらに、皇室については、小学生のときに皇居の前で父親に「頭下げろ」と小突かれ、「姿も見えないのに遠くから