8日のサッカーJ1浦和―鳥栖戦があった埼玉スタジアムで、浦和サポーター席入り口のコンコースに「JAPANESE ONLY」との横断幕が掲げられた。「日本人以外お断り」と外国人排斥の意味にとれるため、浦和の淵田敬三社長らクラブ幹部は9日、事実関係の調査と今後の対応を協議した。掲出者複数人を特定し、事情を聴いている。 文言に込められた真意は分かっていない。8日の先発・ベンチ入り選手が全員日本人だったことから「日本人だけで戦う」、外国籍選手の補強がなかったため「日本人しかいない」とのフロント批判にもとれる。ただ、浦和は「差別的解釈もできる以上は見過ごせない」との立場だ。 浦和によると、ハーフタイムの午後5時ごろに横断幕を確認。後半が始まっていたため掲出者に接触できず結局、クラブ側が約1時間後に強制撤去した。また、サポーターによる差別的発言も警備会社スタッフから報告があったとして、合わせて調べてい