中国当局が昨年夏、グラクソ・スミスクライン(GSK)は汚職ネットワークの中枢にいる「ゴッドファーザー」だと非難した時、大手製薬会社は世界屈指の成長率を誇る医薬品市場で混乱が長引くことを覚悟した。 中国は突如、欧米の製薬会社が事業を展開する場所として危険度が高まったように見えた。その後数カ月間、製薬各社が医師への売り込み方法について慎重になると、医薬品販売が減速した。 だが、時間が経つにつれて危機感が徐々に薄らいでいったと、業界幹部とアナリストらは口をそろえる。仏サノフィで中国部門の渉外担当幹部を務めるブルーノ・ゲンズブリュガー氏は言う。「市場はかつての異常な状態に戻った。中国市場が正常だったことはないが、今は以前より落ち着いているように見える」 昨年末までに、GSK以外の大半の製薬会社は中国で力強い成長を取り戻しており、アナリストらはこの傾向が2014年第1四半期も続いたと見ている。 GS
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