沖縄・尖閣諸島沖の中国漁船衝突映像の流出事件で、流出への関与を認めた神戸海上保安部の男性海上保安官(43)が辞職届を提出していたことが19日、関係者への取材で分かった。海保は受理しておらず、年内にも保安官を懲戒処分にするとともに、監督責任のある保安官の上司など、他の関係職員も合わせて処分する方針。 保安官は11月10日、勤務する巡視艇「うらなみ」の船上で、神戸市内のインターネットカフェから動画サイト「ユーチューブ」に映像を投稿したと上司に「告白」。その後は年次休暇を取得していたが、乗船勤務ができないとする医師の診断書が提出され、同21日付で陸上勤務の予備員に配置換えになっていた。 保安官の懲戒内容については現在、最も重い「免職」とするか、「停職」や「減給」に留めるかをめぐり内部で最終調整が続いている。 一方、保安官の刑事処分をめぐっては、警視庁が近く国家公務員法(守秘義務)違反容疑で保安官