米シマンテックは2日、世界のIT管理者を対象としたさまざまな調査の結果を公表した。これによると、IT管理者たちはデータセンタの管理の複雑化に苦闘すると同時に、予算と人員の面で厳しい制約に直面していることが明らかになったとしている。 また、このような管理上の課題を軽減するため、IT管理者はストレージ容量の管理や仮想化、Information Technology Infrastructure Library(ITIL)フレームワークなど、さまざまな技術とイニシアチブを採用しているとした。 まず、データセンタが複雑化している要因は?という問いには、「今日のデータセンタにおけるサーバ・アプリケーション・OSの増加」であると全体の85%が回答。さらに、その内の80%は「使用されている管理ツールの増加」を、72%が「自社の環境で使用されるOSの増加」だと指摘している。また、複雑な環境を管理する際の最
Information Technology Infrastructure Library(ITIL)とは、ITサービスマネジメントにおけるベストプラクティス(成功事例)をまとめた書籍群。1989年にイギリス政府のCCTA[1]によって公表された。ITILの読み方は「アイティル」、「アイティーアイエル」などがある。ITサービス全体においてデファクトスタンダードとなりつつあり、重要な位置付けとなっている[2][3]。 2021年現在のITILの最新バージョンはITIL4 である。 ITILはITサービスマネジメントを実現するため、ITサービスの品質向上、中長期的なコストの削減などを目的として実在する企業、サプライヤ[4]、コンサルタントなどからITサービスに関する実際の運営方式やノウハウを収集し、書籍化したもの。 欧米社会においてITILは既にITサービスマネジメントの業界標準として広く認知
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