「ご当地ラノベ」続々 「“世界最後の魔境”群馬県から来た少女」 ■知名度上がれば 「聖地巡礼」に期待 全国各地の「ご当地ネタ」を盛り込み、ユーモアとともに楽しめるライトノベル(ラノベ)が続々と誕生し、注目を集めている。作品のファンが訪れる“聖地巡礼”の舞台や地元の人に親しまれる存在になることで、地域の活性化に一役買うことも期待されている。(戸谷真美) ネット上で数年前から「未開の地」「秘境グンマー」などと冗談交じりに呼ばれてきた群馬県。これを題材に書かれたのが『“世界最後の魔境”群馬県から来た少女』(PHP研究所スマッシュ文庫)だ。 群馬から都内の学園に転入してきた謎の少女・コヨトルの目的は群馬県による世界支配だった-という設定のファンタジー。万座温泉や尾瀬国立公園といった名所から「峠の釜めし」などのグルメ、県のマスコット「ぐんまちゃん」まで、ご当地ネタが随所に盛り込まれている。 著者の日