スクリーン・サイズについてサイレント映画の時代は、フィルムのフレームをめいっぱい使っていて、 縦横比は１：１．３３でした。 トーキーになると、フィルムの左端をサウンドトラックとして使うようになり ました。 しばらくの間は、サウンドトラックを除いた部分をめいっぱい使って、 １：１．１６でした。 しかし、ほとんど正方形に近くなってしまったため、映画アカデミー協会 が１：１．３７に再設定しました。 これが現在のスタンダード・サイズで、“トーキー・スタンダード”や“アカ デミー”などと呼ばれています。 ビスタ・サイズには、ヨーロピアン・ビスタとアメリカン・ビスタの２種類が あります。 ヨーロピアン・ビスタは、主にフランス映画に使われています。 イタリア映画は、ヨーロピアン・ビスタではなくアメリカン・ビスタを使って おり、ヨーロッパだからヨーロピアン・ビスタというわけではないようです。 ビスタ・
