フルサポートコースとシンプルコース、2本立ての理由 今回KDDIが端末代金と通話料を分けて提示する、いわゆる“分離プラン”を導入するにあたり、シンプルコースだけにしなかったのには理由がある。モバイルビジネス研究会では、2008年度末までの分離プラン導入を提言している。端末補助金を廃止し、料金と端末代金がユーザーにとても分かりやすい形で分離されているシンプルコースは、提言にのっとった形で実現されているものであり、優等生的な対応といえる。しかし、これをそのまま導入すると、携帯端末市場に混乱をもたらし、また端末メーカーや販売店に大きな影響を与える可能性が高い。 「シンプルコースだけにしなかった理由は、ユーザーの流動率の低下を抑えるため。シンプルコースだけを導入して端末補助金をいきなり廃止し、端末価格が急激に高くなれば、ユーザーの買い控えなども起こりうる。その結果買い換えサイクルが長期化し、端末の
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