リリースでも書いているように、Gene Mapperのほとんどの部分はiPhoneで執筆されている。専業の物書きでない私にとって最も有効に使える時間は通勤時間だからだ。片手で、ろくに画面を見なくても入力できるiPhoneは、テキストの原稿で10万文字を超える最終段階まで素晴らしい執筆ツールであり続けた。 「小説を書くため」と称しているiPhone用のアプリは多数あるが、実際に使ってみると自分の用途に向いたものはほとんどなかった。かれこれ50種類ぐらいは試しただろうか。まだまだアプリ購入に要したコストは回収できていないが、それはともかくとして、それぞれの執筆段階で使ったアプリを、順を追って紹介してみようと思う。 書き始めるときに拘こだわっていたのは、ルビの表示ができる縦書きプレビュー付きのエディターだった。このようなアプリは国産のものしかないが、エディタとして実用の土俵に載せられたのは今日紹