角川グループホールディングスが6月22日付で商号を「株式会社KADOKAWA」に変更した。また10月1日付で関連子会社9社を吸収合併する組織改編を実施。新たなコーポレートロゴとキャッチフレーズ「新しい物語をつくろう」を発表した。こうした大規模な変革の背景には、エンタテインメント業界を取り巻く環境変化への対応と、ネット・デジタルや海外への進出を加速するための体制作りがある。 【写真】その他の写真を見る ■グルーバル化とデジタル化を目指した組織改編 ――本年は組織改編や商号変更などを発表されました。合併の目的から教えて下さい。 佐藤 角川書店、アスキー・メディアワークス、角川マガジンズ、メディアファクトリー、エンターブレイン、中経出版、富士見書房、角川学芸出版、角川プロダクション。以上連結子会社9社を吸収合併し、ワンカンパニーとなる理由には、少子高齢化や、ネットがメディア化し、そのデバイスとし