タグ

ブックマーク / masanork.hateblo.jp (29)

  • 首相「金ないのに結婚するな」テープ起こし - 雑種路線でいこう

    コメントで回答の発言全体の音声を教えていただいたので文字に起こしてみた。2ちゃんねるTwitterへの書き込みとを比較すると、明らかに発言内容に含まれない内容が追加されていることが分かる。これが意図的な捏造か、或いは書き込んだ方の記憶違いや、他の問答と混同してしまったのかは分からない。 ソースを明らかにして事実確認は留保したとはいえ、未検証の書き込みを紹介したことに責任は感じる。一方で改めて麻生氏の発言を文字に起こしてみると、バランスを取ろうとする気配りは感じられるし、結婚生活を成功させるために自己信頼が重要という来の発言の趣旨に対して言葉尻を捉えられているようにもみえる。 でぇ3つ目。立教大学、結婚。えー、金がねーから結婚できねーとかいう話なんだけど。そりゃ金がねーで結婚はしねぇほうがええんで、わーるね? (会場 笑) そりゃ俺もそう思う。あー、そりゃあ迂闊にそんなこたぁしない方がい

    首相「金ないのに結婚するな」テープ起こし - 雑種路線でいこう
    twainy
    twainy 2009/08/25
  • 新たな成長に必要な雇用流動化は隗より始めては如何 - 雑種路線でいこう

    今回の選挙では再配分ばかり話題になっているが、格差も年金も結局のところ経済成長を実現しないことには覚束ない。しかし経済成長を掲げる党の政権公約には、突き詰めると予算をつけて官僚に任せましょうとしか書かれていない。結果的にはイノベーションに元手が必要かも知れないが、これまで耳にタコができるくらいイノベーションと騒いで何をやってきたんでしたっけ?という振り返りも重要だ。産業構造を見直さないまま予算だけばら撒いたせいで、どういう成果があったか外部からは見え難い。 そもそも今の行政組織はイノベーションの対極にあるのではないか。厳しい定員管理と所管を決められている中で予算なり定員を確保せねばならない役所に、既存の産業構造を破壊しかねないイノベーションを推進できるのだろうか。ローテーション人事で担当官が専門性を掘り下げることが難しく、メディアに踊らされて普及期の技術に研究開発予算をつけてしまいがちであ

    新たな成長に必要な雇用流動化は隗より始めては如何 - 雑種路線でいこう
    twainy
    twainy 2009/08/24
  • 通放融合と不条理なコンピュータの類似性 - 雑種路線でいこう

    やっぱり何でこんなことやるんだっけとか、論点が空回りしている背景が分からないんで、改めて竹中懇から中間論点整理までの議事録を読み通して感じたこと。うーん、なんか組織の抱える問題って普遍的というか、まるで「不条理なコンピュータ」で読んだようなシナリオ。 IT失敗学の研究 作者: 不条理なコンピュータ研究会,日経コンピュータ出版社/メーカー: 日経BP社発売日: 2006/02/18メディア: 単行 クリック: 8回この商品を含むブログ (12件) を見るこれまでの経緯。 竹中大臣がNTT, NHK, 放送に手を突っ込むため2011年に通放融合なる展望を掲げた 答申は出たものの与党合意で2010年まではNTT, NHKに手を付けることは封じられた 当初期待していた地上放送番組のIP配信は実は著作権法とか権利者間の取引関係が課題 けれども2011年から逆線表を引いた2010年通常国会提出という

    通放融合と不条理なコンピュータの類似性 - 雑種路線でいこう
  • 老害は一日にして成らず - 雑種路線でいこう

    彼は老害の恐ろしさを知らない。老害とはもっとアンヴィヴァレントなもので、若い者には負けてたまるかという自尊心、世の中って表面的には日進月歩だけど質は変わらないだろという思い込み、経験に裏打ちされた様々な思考回路の短絡、そして上下関係でフィルタリングされてしまう情報、そういった諸々が絡み合って形成される。雑誌やネットで情報を読み漁ればキャッチアップできる訳じゃない。 だからわれわれは老害と呼ばれる存在にならないようにしないといけない。どうやって?自分の中の情報の鮮度を新鮮に保つことで。じゃぁどうやって鮮度を保つのか。インターネットや雑誌には新鮮極まりない情報がぴちぴちしてます。そこから情報を得ればいいんじゃない?その時間をどうやって割く?意外と難しい気がする。 実は若いうちから人間には認知の歪みってのがある訳だが、若いうちは現実に適応した結果としての歪みだから環境を変えない限りは顕在化しな

    老害は一日にして成らず - 雑種路線でいこう
    twainy
    twainy 2008/06/04
  • 純粋まっすぐ君ないじめっ子を育てる日本アニメ - 雑種路線でいこう

    これって要するにアンパンマンもドラゴンボールを集団主義を称揚し、いじめを助長しているってことでしょうか。実際そんな気はするけど、じゃあいじめを助長しないようヒーローものは禁止してアニメの脚はガッツリ検閲しましょう、みたいな方向にいかれても困る。 つか『当は恐ろしいグリム童話 Deluxe』みたいのを読むと、童話って来は世の中の矛盾や理不尽を子供のうちから疑似体験させるところに肝があるのであって、エログロとかの毒を抜いた挙句に村社会的予定調和を持ち込まれてしまうと、純粋まっすぐ君ないじめっ子が育つんじゃなかろうか。 だから大学に入ってまで社会からレリバンスを用意してもらえないと自立できない子とか、『絶対内定』読んで啓発されまくったり、やっぱこれからは就職のために毎日ブログ更新だろ、みたいな話になってるんじゃないかな。やっぱ来の『蟻とキリギリス』を読んだ上で、それでも俺はキリギリスとし

    純粋まっすぐ君ないじめっ子を育てる日本アニメ - 雑種路線でいこう
    twainy
    twainy 2008/03/26
  • ライフログ時代のMS対グーグルかと思いきや - 雑種路線でいこう

    これは深い。舞台は2020年代、人生で見聞きした全てのことを記録するライフログを実現するデバイス「ユニット」を独占販売するグラフィコムと、世界史に足跡を残そうという触れ込みでユニットを引き取り、詳細な世界史として再構成するアーカイヴ事業を始めたエクサバイト商會。 グラフィコムも慌てて似たようなアーカイヴ事業を立ち上げて、という下りには激しく既視感があったが、そこから更に面白く展開していく。そもそも情報とは何か、データベースやメタデータの意義、そして人生とか歴史の多面性や恣意性について改めて考えさせられた。 いまは検索を中心に展開している「知の再編」が、中長期的にみてどのような世界史的意義を持つのかを考える上で、書は素晴らしい補助線となるだろう。そして書の取り上げるライフログ技術CG技術の発展は、現実的に遠からず実現するだろうし、そこで惹起される課題や人間の欲求はリアルだ。 少し脱線す

    ライフログ時代のMS対グーグルかと思いきや - 雑種路線でいこう
    twainy
    twainy 2008/02/26
  • Facebookと掛けてHotel Californiaと解く - 雑種路線でいこう

    答えは曲の歌詞で"いつでもチェックアウトできるけど、ずっと離れらんないよー♪"だってさー。Facebookを退会しても、これまでの友人とのやりとりや、コミュニティの掲示板への書き込みといった、過去の様々な痕跡を削除することが難しいことが問題となっているみたい。 Indeed, many users who have contacted Facebook to request that their accounts be deleted have not succeeded in erasing their records from the network. "It’s like the Hotel California," said Nipon Das, 34, a director at a biotechnology consulting firm in Manhattan, who

    Facebookと掛けてHotel Californiaと解く - 雑種路線でいこう
  • Windowsの素人と玄人を見分ける方法 - 雑種路線でいこう

    あんまり書くとお里が知れてしまうんだが。。。 半角/全角なんて知らないのが素人、知ってて普通。UTF-8的に正しくシングルバイト、マルチバイトというのが玄人。 英数入力をする時、どんなに長い文字列でも、とにかくキー入力してからいちいちファンクションキーで半角に直すのが素人、IMEをオフにして入力するのが普通。IMEがOnのままシフトキーで一時英字モードにするのが玄人。 Windows XPをそのまま使うのが素人。インターネット倍速化ソフトに手を出すのは物好きな素人。ググってネットが速くなるというレジストリ設定をコピペするのが似非玄人。接続環境に合わせて自分で最適なTCPウインドウサイズを計算してレジストリ設定を最適化するのは玄人。とりあえずWindows Vista Ultimate x64 Editionを入れるのは好事家。*1 レジストリなんて編集しないのが素人。レジストリエディタを使

    Windowsの素人と玄人を見分ける方法 - 雑種路線でいこう
    twainy
    twainy 2008/02/14
    powershellって便利っぽい
  • あまりにWeb 1.0的な - 雑種路線でいこう

    憶測でフィルタリング批判をしても仕方ないので実際にフィルタリングソフトを入れてみた。まずは無償提供されているWindows Live OneCare ファミリーセーフティ。アカウント切り替えが面倒なので保護者モードで警告だけ出す設定で。まずWikipediaだが英語版はokなのに何故か日語版は弾かれる。2chが弾かれるのは想定の範囲内。mixiやモバゲータウンが弾かれないのは意外。ニコ動に至ってはR-18タブまでばっちり閲覧できるし。前々から気になっていたはてダのid:hashigotanによる赤裸々エントリでさえ問題ないのにはてブは何故かNG。おいおい何処フィルタしてるんだよ。 GoogleやLive Searchにいくつかキーワードを入れてみたが、ちゃんとエッチっぽいキーワードは一応ブロックされる。iGoogleGoogle Readerも使えるがgmailは駄目。Webメールをフ

    あまりにWeb 1.0的な - 雑種路線でいこう
    twainy
    twainy 2008/02/07
  • 「羊狩り社会」をぶっ壊せ - 雑種路線でいこう

    小飼さんの書評が気になって『黒山もこもこ、抜けたら荒野 デフレ世代の憂と希望 (光文社新書)』を買いに走った。ロスジェネのひとりとして非常に共感できる内容だ。僕も感じていた親や社会への違和感について淡々と社会学的に分析しつつ、諧謔を交えて繊細なコトバにまとめるセンスはタダモノではない。これなら不毛な論争を惹起せず、勝ち組、負け組、老若男女を問わず課題を共有して対話を始め得るのではないか。 評に反して極めて現実的かつ建設的な政策提言も行われている。年齢差別の禁止や中途採用中心の人材登用は諸外国では一般的で、その気になればすぐにでも実現できる。非正規雇用の比率制限も、業種業態によって不公平が生ずる懸念もあって個人的には反対だが、正規雇用と非正規雇用との格差是正と階層間流動性の担保は何らかのかたちで進める必要がある。 しかし日はいつから、著者のいうところの「羊狩り社会」となってしまったのだろ

    「羊狩り社会」をぶっ壊せ - 雑種路線でいこう
    twainy
    twainy 2008/01/21
  • 天才機関説と未踏の次 - 雑種路線でいこう

    RubyのMatzさんがBruce Eckelのエントリを紹介している。この2:8の法則を掛け合わせるという論法は他にもいろいろ使えそうな感じ。例えば、8割のプロジェクトは失敗と見なされており、成功した残り2割のプロジェクトを牽引したのはそのうちの2割なのだ、とか。8割の開発者は結果を出し得るプロジェクトに携われておらず、結果を出し得るプロジェクトに携わっている開発者のうち8割は実際の成果を上げられていないとか。 IT技術者ではトップ5%は残りの人たちの20倍の生産性を持つという。 これが当のことであるとしたら、その科学的な根拠はなにか、という話。 80%の技術者は、を読まない、イベントに参加しない、勉強しない。 それでどうして、それらを継続的に行う開発者と同等の生産性をあげることができるのか。 それらを行う20%のうち、さらに80%は、(まだ)うまく成果をあげられていない。 すると、

    天才機関説と未踏の次 - 雑種路線でいこう
    twainy
    twainy 2008/01/08
  • 至言「そもそもネットって訴えられるもの」 - 雑種路線でいこう

    はてブで読めるところがまた面白いんだが、これって著作権法的にどうなんだろう。魚拓をしらみつぶしに消すことは現実的じゃないし、活字媒体と違ってネット媒体で記事を取り下げるというのは、却ってアテンションを高める点で、記事を取り下げて欲しい関係者にとっては残酷だ。この記事も取り下げられたことで、却ってアテンションを高めてしまう訳だ。 普通こんな赤裸々なやりとりって、記者が自己規制して記事にしないよね。よくデスクを通ったよな。日経の記者が平場で率直な質問をしたことにも驚いたが。いうまでもなくひろゆきの問題は訴えられていること自体よりは、裁判で賠償命令が出ても払わなければいいという彼の主張が反社会的だということだ。けれども彼の姿勢が社会で幅広く受け入れられていることこそミステリアスで研究の価値がある。 星正道氏(日経済新聞社): 裁判問題を解決していただかないと、日経新聞でひろゆきさんをご紹介でき

    至言「そもそもネットって訴えられるもの」 - 雑種路線でいこう
  • 管理職相当は解雇の金銭的補償を認めては - 雑種路線でいこう

    たまたま冨山さんの話はいちど聞いたことがあって、その時もカネボウの現場の化粧員販売員が如何に優秀で、会社に対するロイヤルティが高いかを話していらっしゃった。継続的雇用による熟練が必要なのは潰しのきかない現場の労働力で、ホワイトカラーなんて来は潰しがきいて時々ローテーションしないとガバナンス上もまずい訳だが、実際にはホワイトカラーの雇用を維持するために現場の雇用が溶解している訳で、それって末転倒だよねーって。そういうことが『会社は頭から腐る―あなたの会社のよりよい未来のために「再生の修羅場からの提言」』にも書かれていた訳だが全く同感だ。 ホワエグの議論は残業代ゼロ法案とレッテルを貼られて流れてしまったが、管理職相当、例えば年収800万円以上とかは裁量労働で残業代はなくして、一定のルールに基づいて解雇の金銭的補償も認め、その代わりに兼業許可を義務化すべきではないか。それだけで若手の閉塞感は

    管理職相当は解雇の金銭的補償を認めては - 雑種路線でいこう
    twainy
    twainy 2007/11/13
    継続的雇用による熟練が必要なのは潰しのきかない現場の労働力で、ホワイトカラーなんて本来は潰しがきいて時々ローテーションしないとガバナンス上もまずい
  • 群衆の叡智サミット 雑感 - 雑種路線でいこう

    群衆の叡智サミットに参加してきた。まぁ予測市場とかオープンソースとか諸々の話があった訳だけど、結局のところ群衆の叡智って何だろう、とか考えてみると、いろいろあるんだけど、ひとりの個人がindividualとしてのsocial bihaviorと、mobsとしてのsocial bihaviorとどう異なるか、という問題なのかなという気がしてきた。 もちろん大数の法則とか相互作用でサンプル数を増やせば中庸に落ち着くということもあるけど、社会的にみて群衆の叡智がより重要となるのは、個々人の利己的な立場では、position talkに終始してしまうところが、mobsとして匿名化した途端もうちょっと広い視野で、かつ、現場の情報も踏まえたカタチで、突き放した意思表示をできるのかなあ、と。そういう意味では未だに個人主義の確立していない日でこそ、ボトムアップの提案投票システムとか、無記名投票に基づく予

    群衆の叡智サミット 雑感 - 雑種路線でいこう
    twainy
    twainy 2007/11/02
    >>個々人の利己的な立場では、position talkに終始してしまうところが、mobsとして匿名化した途端もうちょっと広い視野で、かつ、現場の情報も踏まえたカタチで、突き放した意思表示をできるのかなあ
  • 進路の悩み - 雑種路線でいこう

    知ってはいたが90年代以降の大学院重点化政策によって博士が量産され、教員のポストが足りず半数近くが失業しているという話。いろいろと考えさせられたのだが、ここ半年くらい悩んでいた自分が博士を目指すべきか問題については仕事上のキャリアを捨ててまで入院する必要もないかなと。 あと自分があちこちの大学で非常勤講師とかしていることについて、箔がつく気がしたり、他人に教えることも勉強になるよねと引き受けていたのだが、ノラ博士が溢れているご時世に定職を持った人間が非常勤でコマを持つというのは、ひいては若者を抱えなくなった大学経営に荷担していることに気づかされたり。産学連携の議論について、もうちょっと先方の事情も考えながら、どこかにしわ寄せがいかないスキームを考えた方がいいのかも。 著者の指摘するように博士がみんな教員を目指すのではなく、社会人として余裕ができてから博士を取る人々が増えたり、彼らが学術的知

    進路の悩み - 雑種路線でいこう
  • 雑種路線でいこう - どっこいSIerは簡単になくならない

    SIerが変わらなきゃってことには同意。けど日SIerは当分なくならない。少なくとも解雇規制がなくならないとね。米国で何故ユーザー企業が専門家を雇えるかというと、要らなくなったらクビにできるからだ。例えば汎用機とCobolのシステムをLinuxJavaに移行する場合は、汎用機オペレータとCobolプログラマを切って、LinuxオペレータtJavaプログラマを雇い入れる。そういう世界だ。 日じゃ簡単にクビを切れないから、潰しのきかない技術者はできるだけ雇いたくない。そこのところはSIerに押しつける訳だ。重層的な下請け構造が何故あるかというと、SIerも簡単にはクビを切れないんでバッファを必要とするからで、6次とか7次になれば会社そのものが吹けば飛ぶ世界で、労働基準法なんか形骸化しているしね。 今後はユーザー企業がどんどん内製で出来るようなシステム作りを支援する方向に向かわねばならな

    雑種路線でいこう - どっこいSIerは簡単になくならない
    twainy
    twainy 2007/09/24
  • 大衆としてのネットイナゴ - 雑種路線でいこう

    竹田陽子先生の絶賛していた『哲学する民主主義―伝統と改革の市民的構造 (叢書「世界認識の最前線」)』を探して紀伊国屋をウロウロしていたら,リップマンのがいまさら翻訳されているのをみつけて手に取った.彼の『輿論』*1は予備校時代に読んで感銘を受けたとはいえ,かれこれ80年近く前の論考だし,それほど期待してはいなかったのだが,読んで身震いした.80年前に書かれた政治評論が今なお新鮮に読めるって,すごいことだよね.というか『輿論』も『幻の公衆』も,彼の30代前半の仕事だったということに焦りを感じたりするのだが. 幻の公衆 作者: ウォルターリップマン,Walter Lippmann,河崎吉紀出版社/メーカー: 柏書房発売日: 2007/06/01メディア: 単行購入: 1人 クリック: 8回この商品を含むブログ (28件) を見るリップマンが書で書いていることは要するに大衆の総意などどこに

    大衆としてのネットイナゴ - 雑種路線でいこう
    twainy
    twainy 2007/06/23
  • ていうかコモンローってLL? - 雑種路線でいこう

    きのうは神田の串揚げ屋で,エンジニア相手に著作権法制談義. 「なぜGoogleやYoutubeを日でやろうとすると著作権法に引っかかるのに,米国では大丈夫なんでしょう.別に中国のような海賊版天国でもないのに」 「やっぱフェアユースとセーフハーバーが大きいんでしょうかね.日にもプロバイダ責任制限法があるけど,刑事だと免責されないから,Youtubeとかは法的リスクが残るのかな. 米国では議会が法律をつくるから,割といい加減だけど時宜を得た法律がつくりやすいんですよね.日は官僚が法律をつくるから,どうしても接する機会が多くて声の大きい権利者の顔ばかりみちゃいがちなのかも」 「日でも議員立法があるじゃないですか」 「あるといっても例外だし,法案をつくるのがすごく難しい.既存の法体系と矛盾がないように内閣法制局が緻密な調整を施します.そう,すごい複雑なフレームワークの上でプログラムを書いて

    ていうかコモンローってLL? - 雑種路線でいこう
  • 個人のチカラと産業の役割 - 雑種路線でいこう

    それにしても生産性って不思議な言葉だ.開発生産性は個人によって数百倍もの生産性格差がある.収束できないところまでコードにバグを埋め込んでプロジェクトを駄目にしてしまうプログラマもいることを考えると,マイナスの可能性まで考えると100倍どころでは済まない格差がある. 不思議なことに人月モデルでは,コケたデスマーチプロジェクトであっても,支払われて売り上げが立っている限りバグを埋め込んでいようが,よく考えれば書く必要のないコードを捏ねていようが,付加価値は生まれている.一方で超優秀なハッカーがオープンソースプロジェクトで瞠目するような素晴らしいコードを書いたとしても,それ自体によって経済価値は生まれないし,生産性を測ることはできない. たぶんマクロ的には,外部のプロジェクトの生産性を高めるというかたちで経済全体の全要素生産性を大きく押し上げている可能性があるけど,測定や評価をする方法は確立され

    個人のチカラと産業の役割 - 雑種路線でいこう
  • 再定義可能な貨幣と,人間にとっての価値 - 雑種路線でいこう

    今日は久々に遅くまで会社に残り,帰りがけの電車で昨日買った『iPodは何を変えたのか?』を読み進めたのだが,池田先生が書いているように,交友関係のひけらかしばかりでなかなか題に入らないので痺れを切らし,昼休みに紀伊国屋で買った『計算不可能性を設計する―ITアーキテクトの未来への挑戦 (That’s Japan)』に乗り換えた.紀伊国屋では『「最後の社会主義国」日の苦闘』も買ったのだが,こっちはもう少し落ち着いてから読むことになるだろう. ところでを買うって難しい.パラっと読んで面白そうなら買う訳だが,読み込んでみるとつまらないかも知れない.かといって屋で全てを立ち読みしてしまうと今度は買う理由がなくなってしまう.昔ならを何度も読み返したのかも知れないが,最近は多忙に感けていちど読んだものを読み返すなんて機会はそうない.あるとしても学生時代に読んだ古典を青空文庫でググって読み返すく

    再定義可能な貨幣と,人間にとっての価値 - 雑種路線でいこう
    twainy
    twainy 2007/05/09
    恐らく価値には,真似できる価値と真似できない価値とがある.真似できる価値とは,有用性が既に確立され,数値化し得る形式知である.真似できない価値とはこれから生まれる新しい価値である