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倫理と生殖に関するtxmx5のブックマーク (4)

  • パーソンとペルソナ:パーソン論再考

    『人間科学:大阪府立大学紀要』5 2010年3月 91~121頁 パーソンとペルソナ パーソン論再考 森岡正博 *印刷バージョンと同一のものをPDFでダウンロードできます。引用するときにはかならずPDF版をご参照ください。 → PDFダウンロード 1 はじめに 私はこれまでに何度か「パーソン論」についての批判的検討を行なってきた。最初にパーソン論の言説に触れたのは、マイケル・トゥーリーの1972年論文「中絶と新生児殺し」(Abortion and Infanticide 邦訳:嬰児は人格を持つか [1] )を翻訳したときであった。その後、『生命学への招待』(1988年)の第9章において、トゥーリーの「パーソン論」を批判し、生存する権利がない存在者をなぜ殺してよいことになるのかと疑問を呈した。さらに『生命学に何ができるか』(2001年)の第2章において、ピーター・シンガーとトリストラム・エン

  • THE PERSON THEORY

    パーソン論 (ぱーそんろん the person theory) 「人格」という言葉を使うことは、 残念ながら誤解を生み易いところがある。 というのは、 「人格」はしばしば「人間」と同じことを意味しているかのように 使用されるからである。 しかしこれら二つは同じではない。 我々の種の構成員ではないような人格が存在しうるからである。 また、我々の種の構成員のうちには人格ではないようなものがいることもありうる。 ---ピーター・シンガー 一般に、「人格とは何か?」という問いをめぐる議論のことを指す。 生命倫理学でこの問いが重要になるのは、 この問いの答え方次第で、胎児、 植物状態や脳死状態の患者などをどう取り扱うかが変わりうるからである。 たとえば、人格というのを「自己意識を持った存在」と定義づけるならば、 ある時期までの胎児や脳死状態の患者は人格とみなされないことになるだろう。 すると、これ

  • パーソン論について雑にまとめてみた - 道徳的動物日記

    The Oxford Handbook of Animal Ethics (Oxford Handbooks) 作者: Tom L. Beauchamp,R. G. Frey 出版社/メーカー: Oxford Univ Pr (Txt) 発売日: 2014/02 メディア: ペーパーバック この商品を含むブログを見る ・「女性には自分の意志に基づいて胎児を中絶する権利がある」と主張する人もいれば「胎児には生きる権利があるのだから、中絶して殺すことは許されない」と主張する人がいて、議論が起きている。中絶に比べるとマイナーだが、生後数ヶ月以内の新生児殺しについても同じような議論がされている。 また、「動物には生きる権利があるのだから、殺すことは許されない」と主張する人もいれば「動物の生は人間の生に比べるとたいしたことのないものだから、動物を殺すことは許される」と主張する人もいて、ここでも議論が

    パーソン論について雑にまとめてみた - 道徳的動物日記
  • 母体保護法 the maternal protection act その1 - リプロな日記

    母体保護法の条文英訳が見当たらなかったので、とりあえず冒頭の定義部分を対訳にしておきます。加藤雅枝さんが英語でお書きになった"Women's Rights?: The Politics of Eugenic Abortion in Modern Japan"というの優生保護法の条文英訳版を若干改変した訳です。 Women's Rights?: The Politics of Eugenic Abortion in Modern Japan (Publications Series Monographs) by Masae Kato (Jun 15, 2009)(なぜか、amazon.co.jpには見当たらないので、amazon.comのURLを貼りつけておきます。) ちなみに、「人工妊娠中絶」を私はこれまで'artificial termination of pregnancy'と訳して

    母体保護法 the maternal protection act その1 - リプロな日記
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