無実が明らかになった「足利事件」と同じ時期のDNA鑑定で有罪が確定した中部地方の男性が、ことし、鑑定をやり直した結果、犯人と一致しない可能性があるという結論が出たことが分かり、裁判所に再審請求を行いました。 当時のDNA鑑定は現在よりも精度が大幅に低く、弁護団は詳しい検証を求めています。 再審=裁判のやり直しを申し立てたのは、およそ20年前に女性に乱暴した罪に問われた中部地方の男性で、一貫して無実を訴えましたが、現場の状況に加え、当時のDNA鑑定で現場に残された体液と男性のDNAの型が一致したことが決め手とされて、有罪が確定しました。 男性はすでに出所していて、ことし、弁護士が現在の技術で本人のDNA鑑定をやり直した結果、「男性のDNAの型は犯人と一致しない可能性がある」という結果が出たということです。 当時のDNA鑑定は現在よりも精度が大幅に低く、同じ鑑定方法が使われた「足利事件」では、
昭和41年に静岡県で一家4人が殺害された「袴田事件」で、これまで検察が存在しないと説明してきた証拠品が保管されていたことが分かりました。 検察は5日行われた裁判所と弁護団との協議の中でこれまでの説明の誤りを認め、謝罪しました。 昭和41年に静岡県で一家4人が殺害された「袴田事件」で、死刑が確定していた袴田巌さん(78)はことし3月、静岡地方裁判所が再審・裁判のやり直しを決定し釈放されました。 この決定では犯人のものとされる5点の衣類について捜査機関がねつ造した疑いがあると指摘しています。 これに対し検察は東京高等裁判所に抗告して決定の取り消しを求めていますが、弁護団によりますと、検察は5日までに、事件当時この衣類などを撮影した写真のネガを根拠にねつ造との指摘に反論する意見書を提出したということです。 しかし、この写真のネガは検察が「存在しない」と説明し続けてきたもので、5日東京高裁で行われ
Shoko Egawa @amneris84 「いいね」は備忘のマークとしても使います。 常に「支持」表明とは限りませんので、よろしくお願いします。 Shoko Egawa @amneris84 さっきのメーリングリストの話で、どどっと涙腺決壊。袴田さん、ゆっくり自由に慣れてね。それにしても、拘置の執行停止をつけたのは村山裁判長らの英断だった。一般の人には当たり前に思えるだろうけど、とにかく初めてのことをやるのは大変だと思う。とかく、裁判所という機構の中では。 井上久美子 @tkmkinoue 感動したので村山裁判長に感謝の葉書出した。気持ちを伝える事が大事。“@amneris84: それにしても、拘置の執行停止をつけたのは村山裁判長らの英断だった。一般の人には当たり前に思えるだろうけど、とにかく初めてのことをやるのは大変だと思う。とかく、裁判所という機構の中では。”
画期的な決定だった。再審開始や死刑の執行停止だけでなく、拘置の執行を停止し、有罪判決の決め手となった証拠が「捜査機関によってねつ造された疑いのある」ことも明記されていた。これによって、死刑囚が再審開始決定を受けてすぐに釈放されるという、戦後初めての急展開となった。 釈放された袴田巌さんと姉の秀子さんDNA鑑定の威力本文は68ページ。再審請求審の決定書としては、さほど長くはない。裁判所の判断の説明はDNA鑑定から始まる。この決定書を読んで、改めてDNA鑑定が裁判所に与える影響は強い、と感じた。足利事件や東電OL事件も新たなDNA鑑定によって再審開始が決まったが、今回もDNA鑑定が再審開始の大きな根拠となった。 事件発生から時間が経過していることや保管状況などから、検察側は試料の劣化や捜査員らのDNAが付着するコンタミネーションの影響を強調したが、裁判所は(1)血液に由来するDNAは試料中に長
1966年に静岡県清水市(現・静岡市清水区)で家族4人が殺害された「袴田事件」で、被害者のみそ製造会社専務、橋本藤雄さん(当時41)の長女で、事件当時に現場におらず難を逃れた昌子さんが、28日に自宅で亡くなっているのが見つかった。捜査関係者への取材でわかった。事件性はないとみられる。袴田事件をめぐっては、死刑が確定した袴田巌さん(78)の再審開始が27日に決まったばかりだった。 昌子さんは事件当時19歳。事件は66年6月30日未明に自宅で起き、両親と弟妹が死亡したが、昌子さんは当日、自宅と線路を挟んであった祖父母宅で寝ていたため無事だった。 捜査関係者によると、28日午後6時ごろ、昌子さんが自宅で倒れているのを親族が見つけ、119番通報。警察と消防によって死亡が確認されたという。
袴田事件の再審開始決定、BBCでもトップページでの表示順位はエジプトの政局に次いでおり、トップニュースで報じられていますね。 BBC News – Japan man granted retrial after 46 years on death row 記事の中で、日本の司法制度の構造的問題点も指摘されています。 Japan’s justice system relies largely on confessions from suspects. Rights groups have cited long hours of interrogation, lack of access to lawyers and physical mistreatment as reasons why suspects end up confessing to crimes they did not co
昭和41年に静岡県で一家4人が殺害されたいわゆる「袴田事件」で死刑が確定し、27日、再審・裁判のやり直しが認められた袴田巌さんが、逮捕から48年たって東京拘置所から釈放されました。
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