Tokyo Experimental PerformanceArchive http://t-epa.com/ は、実験的なパフォーマンスにおける継承と創作のサイクルを促す、創造的アーカイブのプラットフォームを構築していくプロジェクトとして、各イベントでのアーティストのパフォーマンスの配信映像をインターネット上にアーカイブして永久保存していくことを目的としております。配信映像に関しては、イベント後にも、多くの皆様にストリーミング映像としていつでもご覧いただけるような環境を整える予定です。このため、配信映像を許可無くダウンロードしたり、アップロードしたり、販売したりすること等はお控えください。なお、アーカイブされた当方の配信映像のリンク先を拡散していただくことは大歓迎ですので、皆様、ご協力いただけますよう宜しくお願いいたします。
もう今から2年前になる。前衛ジャズ評論家であり数多くの前衛ジャズのコンサートを企画してきたオーガナイザーの副島輝人さんが亡くなった。胃癌だった。告知を受けてから2年間、経験したことがないことを経験するのは実に面白いことだと言いながら、これも運命と癌を受け入れ、医者の予測する癌の進行と、自身の体の状況を照らしながら、ひたすら癌の進行具合を楽しまれ、その様子をノートにまでとっていたと聞く。死の直前には、ネットで京都への引っ越しの挨拶までしている。実は京都は副島家の墓のある場所で、死への旅立ちを、引越しに置き換えた遺書だったのだ。ちょっと引用させてもらう。 ―――――― 引っ越しをすることになった。諸々の事情があって、あまり人には話していなかったが、もう間もなくのことになるだろう。移転先は決まっている。京都府・宇治市。JR奈良線の快速では、京都から18分、奈良からは30分のところ。宇治駅前からタ
音楽ナタリー Power Push - NW-WM1Z / NW-WM1A & MDR-Z1R特集 vol. 1 大友良英 INDEX|特集トップはこちら vol. 2 さかいゆう vol. 3 小西康陽 大阪・ソニーストア大阪で行われたイベントには大友良英が登壇した。彼は自身が手がけた連続テレビ小説「あまちゃん」の挿入歌「TIME」をNW-WM1ZとMDR-Z1Rで試聴し、「スタジオで録った音と変わらない」と絶賛。またエリック・ドルフィー「Hat And Beard」、富樫雅彦「フィードバック」などを聴いた感想を述べながら、Walkman開発者の佐藤浩朗氏、ヘッドフォン開発者の潮見俊輔氏とクロストークを展開した。 大友良英 最初に今回の話を受けた段階ではまだ新商品で試聴していなかったので、「万が一聴いたときにそこまで音がよくなかったらどうしよう」って思っていたんですけど、実際に聴いた瞬間
5年前の2011年8月15日、福島市で開催されたイベントが話題を呼んだ。「フェスティバルFUKUSHIMA!」と名付けられたそのイベントは、福島にゆかりのある3人、ミュージシャンの遠藤ミチロウ、詩人の和合亮一、音楽家の大友良英が4月に立ち上げた「プロジェクトFUKUSHIMA!」の一環として開催された。東日本大震災、そして東京電力福島第一原子力発電所事故から間もない時期に、なぜ彼らはこのプロジェクトを立ち上げたのか? さらに8月に多くの人々を集めてフェスを行ったのはなぜなのか? フェスでは、演奏以外に、運営や司会進行も担当した大友氏に話を聞いた。 きっかけは遠藤ミチロウのひとこと ――大友さんは、東日本大震災の年、2011年の4月28日に、東京藝術大学で「文化の役目について:震災と福島の人災を受けて」という講演をされました。その講演の記録を読んで、「福島」をポジティブな名前に変換する、とい
ドキュメンタリー映画『ダンスの時間』が8月から東京・渋谷のシアター・イメージフォーラムほか全国で順次公開される。 「ダンスのある暮らし」をテーマにした同作。水族館のショーや水族館スタッフのトレーニングコーチを務めるダンサー・村田香織の日常生活を追いかけながら、ダンスの秘密を探る作品だ。神奈川・片瀬江ノ島の新江ノ島水族館や、東京・押上のすみだ水族館の生き物たちを映し出す映像も見どころの1つとなる。 監督を務めたのは、ドキュメンタリー作品『こどもの時間』『トントンギコギコ図工の時間』で子どもの生命力や芸術性を捉えた野中真理子。音楽はNHK連続テレビ小説『あまちゃん』で知られる大友良英と江藤直子、語りはNHK連続テレビ小説『まれ』でヒロインの少女期を演じた松本来夢が担当している。
#743 今回も畜種音楽紹介家、FMNの石橋さんを迎えて、ジム・オルークが1990年代、デイヴィッド・グラブスと組んでいたユニット「ガスター・デル・ソル」。この名義でリリースされた26年振りの新アイテム『WE HAVE DOZENS OF TITLES』を紹介しました。「DRAG CITY」レーベルからのリリースです。 また後半は、去年製作された濱口竜介監督、脚本の映画「悪は存在しない」のサウンドトラックを紹介。音楽を担当したには濱口監督の前作『ドライブ・マイ・カー』でタッグを組んだ経緯から石橋さんが依頼して制作された作品。音の質の良さに驚きました!すでに映画は上映中。大きなスクリーンでの映像とともに音楽も体感したいです。 さて、先週お伝えしました作家パトリシア・ハイスミスのドキュメンタリー映画ですが「日本では未公開」と記述しましたが『パトリシア・ハイスミスに恋して』という放題で2023年
はやいもので、もう最終回。見ているとあっという間でしたが、でも作っている方は、音楽チームだけでも半年以上の時間をかけていて、今年前半は、頭の中は「トットてれび」でした。それにしても、今思い返しても、最終回「ベストテン」現場で黒柳徹子さんとご一緒できたこと、本当に嬉しかったなあ。 今回は、いつものスタジオでの劇伴録音以外にも、撮影現場で劇伴のように、あるいは出演者のように演奏したり、毎回ラストの生演奏をやったりしましたが、それだけではなく、筑波大学付属小学校の2年生と5年生の音楽の授業におじゃまして、その場で即興演奏をしながら劇伴を録音したり、神戸の音遊びの会と私が一緒にライブをやった現場にも音響チームに来てもらい録音しました。筑波大付属の小学生の声はオープニングテーマになり、彼らと一緒にやった即興演奏は、ほぼ毎回どこかのシーンで流れていました。音遊びの会と私の共演は、第二回と最終回で使われ
現在来年の夏に行われる札幌国際芸術祭2017の準備でてんやわんやの状態でして・・・あ、え~と、実はわたしはこのフェスの芸術監督というのをやることになって、普段やりつけない仕事で、もう大変すぎて、先週はこのブログを書けないばかりか、テレビすらも見ることできない状態でした。というわけで、すっかりメンバー紹介遅れてしまいました。 「トットてれび」今週は、いよいよ最終回ですが、その前に、先週土曜に放送された渥美清さんの回にことを。 今回も、実際の撮影の現場に多くの音楽家が参加しています。「夢で会いましょう」のシーンで中村獅童さん演じる渥美さんがチンドン屋さんの姿になりますが、このときに一緒にチンドンで演奏していたのはシカラムータの大熊ワタルさんとこぐれみわぞうさん、ピアノ演奏でちらりと映ったのは近藤達郎さんです。ラストの「男はつらいよ」ではさらに多くの音楽家が生演奏で参加していますが、今回はなんと
NHKの連続テレビ小説「あまちゃん」の音楽を担当し、来年開かれる札幌国際芸術祭で総監督を務める音楽家の大友良英さんが札幌市の北海道大学を訪れ、芸術祭での活用の可能性を探るため施設を視察しました。 大友さんは、市内のさまざまな場所で展示やイベントを行う考えで、14日は、このうち札幌市の北大キャンパスを視察しました。 ホールなど外部の人が利用できるスペースについて担当者から説明を受けたり、内部の音響を確かめたりしていました。続いて、国の重要文化財に指定されている「第2農場」を訪れ、「モデルバーン」と呼ばれる洋風の家畜飼育施設を視察して、畜産関係の資料などを見学しました。このほか、歴史的な建物に囲まれた芝生の広場も見て回りました。 視察を終えた大友さんは「北大のキャンパスは自然が豊かで、古い建物から歴史の積み重ねが感じられるすてきな場所です。できるなら芸術祭で使わせてほしい」と話していました。
昨夜、京都の老舗クラブ「クラブメトロ」で日本の音響デザインの開祖大野松雄さんとライブをやりました。当年86歳。戦後まもなく、文学座でキャリアをスタート。開局当初のNHKテレビの音響団(現在の音響デザイン部)を経て、日本最初の連続テレビアニメ「鉄腕アトム」の音響デザインをテープコラージュによるミュージックコンクレートで担当。これは当時も、今の視点で見ても、相当にぶっ飛んでいるというか、世界的に見ても画期的な仕事でした。そう、あのアトムの足音を作った張本人が大野さんなんです。 その大野さんと会うなり 「大友さん、トットてれびみましたよ。あのね、当時のNHKのスタジオはあんなに広くなかったんですよ。事務室だったところに仮設でテレビスタジオ作ったんですから。天井も低くてね。それとね、あのディレクターのノリは民放のもので、NHKのディレクターってのは、もっと落ち着いてたもんですよ。あとね、飯沢匡さん
半月にわたるアメリカ滞在のあとは、ベオグラード、モスクワ、オスロと旅をして、今はバルセロナに向け移動中。え?なに遊んでるんだって? 観光してる場合かって? いえいえ、そんな優雅なもんじゃないっす。ニューヨークのあとは、連日移動のコンサートツアー。観光どころか、コンサート会場とホテル以外は移動の車か機内。おまけにホテルに戻るのはギグが終わった深夜。毎日ホテルに戻って考えることといえば、バスルームで洗濯したその日の服を、出発までの間にどやって乾かすか。でもって、数時間後の早朝に再びホテルをチェックアウトして、車で空港に向かい、ひたすら機内で睡眠の過酷なツアーであります。そのいつもなら熟睡するはずの機内で、今日は日本の放送時間にあわせてNHKから送られて来た「トットてれび」第4回を見ております。 夢のような昭和三十年代が終わり、時代は昭和四十年代。世は高度成長期。画面でも路上の音楽家の姿が消えま
ドラマ「トットてれび」第2回、いかがでしたか。わたしはこの2回目を、黒柳徹子さんにとっても、作曲者の中村八大さんにとっても縁のある街、ニューヨークで見ました。(八大さんは60年代に、黒柳さんは70年代に住んでいたことがある街です)自分たちで音楽を作っておきながらですが、「上を向いて歩こう」のこのラストシーンで、いつも泣いてしまいます。同時にテレビジョンに関わる人間のはしくれとして襟を正す思いです。 今回、僕ら音楽チームは画面にはあまり映ってませんが、しっかり演奏してます。 錦戸亮さんやバンドのメンバー、そして出演の沢山の子ども達との「上を向いて歩こう」の収録は「潮騒のメモリー」を収録したのと同じビクタースタジオで行われましたが、本当に素敵な時間でした。当日は作曲家中村八大さんの息子さんの中村力丸さんも駆けつけてくれて(八大さんの名曲「こんにちは赤ちゃん」の赤ちゃんだった人です)、ボクには、
今回もニューヨークで「トットてれび」見てます。夢にまで見た「スーダラ節」です。本当に、人生史上最高に好きな曲と言っても過言ではなく、クレイジーキャッツと「スーダラ節」をやれたらもう死んでもいいってくらい、そのくらい思い入れの強い曲です。おまけに大好きだった坂本九ちゃんまで共演、もう、オレ、この撮影のときには、感無量で・・・。 子どもの頃、それこそこの番組の舞台だった昭和三十年代、週末になると毎週のように横浜は杉田にあった母方の実家に遊びにいってました。ここが、なんというか、劇中の中華飯店みたいな感じで、親戚だけじゃなく近所の人もあつまってきて週末になると飲めや歌えやの宴会なんです。大人達がそうやって楽しくやってる姿が大好きで、わたしの原風景と言ってもいいくらいです。自分がこうして音楽家になったのも、多分、あの毎週末の宴会があったからだと本当に思ってるくらい。 まだ幼稚園にあがる前のわたしも
NHK総合テレビの毎週土曜夜8時15分、黒柳徹子の若き日をモデルにしたドラマ「トットてれび」がはじまりました。 演出を手がけるのは「あまちゃん」や「64」でおなじみ、わたしにとっては盟友でもあります井上剛。音楽を手がけるのは、おなじく「あまちゃん」でもコンビを組んだSachiko M、江藤直子、そしてわたくし大友良英。演奏は、大友良英スペシャル・ビッグバンドです。 今回のドラマの肝はですね、いくつかのシーンでは、実際に生演奏で、お芝居と同時に演奏してるところなんです。通常ドラマや映画で流れる音楽は、撮影や編集が終わって後から映像の上に付け加えられるか、あるいは音楽の演奏シーンであれば、事前に録音して「当てブリ」と言って、撮影時にさも歌っているかのように、演奏しているかのように、やってる「ふり」をしながら撮影するものなんです。でも今回は違います。音楽のシーンは、ほぼその場で演奏し歌っています
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く