タグ

文芸とCultureに関するtxmx5のブックマーク (5)

  • Street ReView #7「前衛」のミーム—『孤独のグルメ』と「路上観察」 | M.E.A.R.L.

    映画や書籍など様々な作品を通じて得た「町」や「まちづくり」に関する着想をレビューする企画。第7回目は、現代美術家/ラッパーの中島晴矢による、久住昌之と谷口ジローによる漫画『孤独のグルメ』について。 Text:Haruya NAKAJIMA Edit:Shun TAKEDA 駅を出て街を歩き、顧客との打ち合わせを済ませると腹が減っている。空腹を抱えながら付近を駆け足で彷徨って、自身の腹具合と直感を頼りに一期一会の飯屋へと誘われると、過剰な思考をモノローグで晒しながらたらふく飯をらい、満腹感と共に帰路につく。 たったそれだけのことなのだが、そこには豊潤な物語が詰まっている——————『孤独のグルメ』である。1994年から連載された久住昌之原作・谷口ジロー作画のこの漫画は、松重豊主演のドラマ化によるリバイバルもあり、長く読まれ/見られている作品だ。 孤から見出される都市の風景 最大の見所は

  • 第2回 最後の挨拶<オンリー・イエスタディ>見城徹 - 幻冬舎plus

    冬の終わり頃だった、ような気がする。女友達との真夜中の電話の最中に、その声は割り込んできた。 「鈴木いづみと申します。見城さんですか」 聞き覚えのある抑揚のない言い方だった。 一瞬、僕はめんどうくさい気がした。女友達との話は佳境に入っていたし、数年前の鈴木いづみの電話攻勢には、正直言って辟易していた。僕は自分の電話がキャッチホンであり、今は通話中であることを説明した。そうして、もう手帳から消してしまった彼女の電話番号を聞き、おり返しかけ直すからと言って受話器を置きかけた。 その時、彼女が言った言葉を、僕ははっきりと思い出す。彼女は、こう言ったのだった。 「必ず電話をください。昔、親しかった人たちに挨拶をしたいのです」 それっきり、僕は電話をしなかった。三カ月ほどたって『写真時代』の編集長だった末井昭さんの編集後記で僕は彼女の自殺を知った。同時に彼女の最後の言葉の意味も知ったのだった。 その

    第2回 最後の挨拶<オンリー・イエスタディ>見城徹 - 幻冬舎plus
    txmx5
    txmx5 2018/10/18
    “2000.04.01 更新” 阿部薫、鈴木いづみの話
  • あれから10年、「ケータイ小説」が急速に廃れた理由とは? 現役女子高生に『恋空』を読んでもらった

    今から約10年前。日中の女子中高生の間で大流行した、「ケータイ小説」を覚えているでしょうか。 10代の読者の方々はご存じないかもしれませんが、ケータイ小説は当時日中で大ブームを巻き起こしたコンテンツであり、2000年代の若者文化を語る上でも重要なキーアイテムなのです。 ケータイ小説とはその名の通り、「ケータイ」で書かれ「ケータイ」で読む小説のこと。今でいう「ガラケー」で書かれたその小説は、素人が「実話」を元に書いたものがほとんどだとされています。 ただ、2017年現在、ケータイ小説という単語を久しく聞かなくなってしまいました。あれだけ流行したケータイ小説文化は、一体なぜ廃れてしまったのでしょうか。 今回はその歴史と背景を交えながら、なぜケータイ小説が若者たちの間でブームになり、なぜ急速に人気が衰えたのかを探っていきたいと思います。 参考文献 『ケータイ小説的。 “再ヤンキー化”時代の少

    あれから10年、「ケータイ小説」が急速に廃れた理由とは? 現役女子高生に『恋空』を読んでもらった
  • 河村書店(Now Edit Associate Trial)

    6/1 (土)13:00 - 18:30 川出良枝、西海真樹、川島周一、金山準、重田園江、北垣徹、高橋信行:北川忠明、矢後和彦 :山元一、伊達聖伸 思想としての<連帯>と<オートノミー> 人と人との理想的なつながりを求めて 日仏会館ホール https://fmfj-20240601.peatix.com/ 平和の追求: 18世紀フランスのコスモポリタニズム 作者:川出 良枝 東京大学出版会 Amazon 変容する地球社会と平和への課題 (中央大学社会科学研究所研究叢書32) 作者:西海 真樹,都留 康子 中央大学出版部 Amazon プルードン 反「絶対」の探求 作者:金山 準 岩波書店 Amazon 連帯の哲学 I 作者:重田園江 勁草書房 Amazon 連帯の新たなる哲学: 福祉国家再考 作者:P. ロザンヴァロン 勁草書房 Amazon レイモン・アロンの政治思想 作者:北川 忠明

    河村書店(Now Edit Associate Trial)
  • 講談速記本とライトノベルは似ているか

    講談速記のことを書くと、ライトノベルと似ているという指摘を受けることがよくある。しかし、個人的にはあまり似ているとは思えない。 例えばイラストライトノベルだと、売上に貢献しているようにも思えるし、作品の内容を表現もしている。イラストのカテゴリが内容のカテゴリといったラベルの役割も果しているのだろう。 明治期の講談速記では、事情が少しだけ変る。 講談速記には表紙の他に一枚木版のイラストが使われている。それを貸屋の店先に並べ広告として利用したという話がある。これはライトノベルに少しだけ、似ているかもしれない。 ただしライトノベルほど高度な役割を担わされているわけではない。絵柄は描く作家によって変化するだけで、別に内容を示してもいないし、あくまでただの挿絵でしかない。 子供向けのにも挿絵はあるし、新聞小説にもイラストは付いてくる。とにかく今も昔も、人は挿絵を楽しんでるのだろう。 それ

    講談速記本とライトノベルは似ているか
  • 1