2020年おすすめ新譜アルバムVol. 66：Oneohtrix Point Never「Magic Oneohtrix Point Never」
新譜アルバム紹介Vol. 66です。 今回紹介するのは、NYの電子音楽家のOneohtrix Point Neverがリリースした「Magic Oneohtrix Point Never」です。ジャケットをクリックすると購入先へ飛びます。 Oneohtrix Point NeverはNYを拠点に活動する電子音楽家、Daniel Lopatinによるプロジェクトです。 07年に1stアルバム「Betrayed in the Octagon」をリリース。以降も10年の「Returnal」や11年の「Replica」などリリースを重ね、評価を高めていきます。OPN名義では18年の「Age Of」など、今作含め9枚のアルバムをリリース。ほかにもサウンドトラックの制作やChuck Person名義での10年作「Chuck Person’s Eccojams Vol. 1」といった変名でのリリース、T
2017年年間ベストアルバム
2017年の年間ベストアルバムを25枚選びました。ジャケットをクリックすると購入先もしくはDL先へ飛びます。 1. Big K.R.I.T.／4eva Is A Mighty Long Time ミシシッピのラッパー兼プロデューサー。 生音も多用した南部色の強いソウルフルなサウンドで、Pimp Cを彷彿とさせるキレと歌心のあるラップが堪能できる2枚組の大作です。南部ヒップホップの先人への敬意を詰め込んだディスク1、よりソウル色を強めたディスク2と軸を変えずに少し異なるカラーを出した作りも見事。UGKやOutkastなどの南部ヒップホップが好きな方は必聴です。 UGK、Mannie Fresh、Joiらが参加。 2. Lil Uzi Vert／Luv Is Rage 2 フィリーのラッパー。 畳み掛けるようなフロウやメロディアスに歌うフロウ、フリーキーに崩したフロウなど多彩なラップを聴かせる
2017年上半期ベストアルバム
今年上半期のベストアルバムを25枚選びました。ジャケットをクリックすると購入先もしくはDL先に飛びます。 1. Mozzy／Fake Famous ベイのラッパー。 緊張感漂うバンギン路線や哀愁ものなどのGなサウンドで、泥臭さと凄味のあるラップが堪能できる傑作です。サウンド面・ラップ面共にベイの匂いが濃厚で、同地のラップが好きな方ならたまらないはず。豪華客演陣を多数迎えつつも決して主役を譲らない圧倒的な存在感と、焦点を絞った確かなGセンスに痺れます。 Iamsu!、SOB X RBE、YFN Lucciらが参加。 2. Migos／Culture ジョージアのラップグループ。 生っぽい音を多用したアトランタトラップが中心の音で、歯切れの良さは共通しつつも異なる持ち味を持った3人のラップが絡む名作です。にぎやかなアドリブも楽しく聴けます。フロウ巧者のOffsetの活躍が特に目立ちますが、メロ
2016年年間ベストアルバム
2016年の年間ベストアルバムを25枚選びました。ジャケットをクリックすると購入先もしくはDL先へ飛びます。 1. Wet／Don’t You NYのインディポップグループ。 音作り、歌、メロディ全てが優しさに満ちた傑作です。インディの匂いを感じさせつつもR&B色強めに仕上げたドリーミーなサウンドも魅力的ですが、あくまでも主役は歌。冒頭を飾るIt’s All in Vainから、その儚げでいて力強い歌とそれを支える音作りからなる美しい空気感に引き込まれます。 派手すぎない壮大なサウンドに、歌心が沁みるWeakがベストトラック。 2. Lee Fields & The Expressions／Special Night NYのソウルバンド。 苦味をたっぷり携えたソウルフルな歌が、暖かいディープファンクサウンドで堪能できる作品です。ストレートなファンクでありながら、コーラスの使い方など随所にヒ
2015年度国内ベストアルバム
2015年4月～2016年3月の間にリリースされた国内の作品で、ベストアルバムを15枚選びました。ジャケットをクリックすると購入先もしくはDL先に飛びます。 1. JunkNuts／Junk World Project 25 栃木のラッパー兼ビートメイカー。 自身でラップした曲はもちろん、国内外の他のラッパーへの提供曲も収録した作品です。自身やGreen Assassin Dollarらによるやりすぎない捻りが効いたブーンバップ路線のサウンドで、様々な個性を持つラッパーのパフォーマンスが楽しめます。 音楽愛が伝わる歌詞を聞き取りやすくキレのあるラップで聴かせる主役によるthink twice、生活感があるポジティブな歌詞が良い小池潔宗のJapanese HipHopが特にお気に入り。 2. Country Side Boyz／No Face Killaz 新潟のラップデュオ。 フロリダ産の
2015年おすすめアルバムVol. 19： Boosie Badazz／Touch Down 2 Cause Hell
アルバム紹介Vol. 19です。 今回紹介するのは、ルイジアナの人気ラッパーのBoosie BadazzがリリースしたTouch Down 2 Cause Hellです。ジャケットをクリックすると購入先へ飛びます。 Boosie Badazzは類似穴の人気レーベルのTrill Entertainmentに所属するラッパーで、かつてはLil Boosieという名前で活動していました。 最初はC-Locの周辺ラッパーとして登場し、その後Webbieと共にTrill Entertainmentの看板として活躍。メインストリームでのヒットも放ったほか、2009年リリースの名盤4thアルバム「Superbad: The Return of Boosie Bad Azz」など作品も精力的に発表しています。 一度聴いたら忘れないキレのある独特の高音から繰り出される緊張感のあるラップが魅力で、いかにも穴野
2015年上半期ベストアルバム
今年上半期のベストアルバムを25枚選びました。ジャケットをクリックするとDL先もしくは購入先へ飛びます。 1. Payroll Giovannni／Stack Season デトロイトのラッパー。 緊張感漂うバンギン路線を中心に、哀愁曲やメロウチューンも備えたGな大傑作です。Pimp CやToo $hortの影響を感じさせるシンプルで殺伐としたラップもG好きにはたまらないはず。好き者は是非。 バンギンチューンを連発する前半の流れは鳥肌もの。 2. The Worlds Freshest & J. Stalin／The Real World 4 ベイの人気プロデューサーと人気ラッパーのタッグ作。 レイドバックしたメロウ曲を多く揃え、ハスキーな声のスキルフルなラップも上手く噛み合った良作です。メロウ一辺倒ではなく、ベイらしいヘヴィなファンク路線やハイフィ風味もあり。 E-40、Droop-E、
Cherry Brownインタビュー
先日傑作ミックステープ、Out From My CasketをリリースしたラッパーのCherry Brownにインタビューしました。 アボかど：まず最初に、軽い自己紹介をお願いします。 Cherry Brown：魔界生まれ神奈川在住のCherry Brown またの名を Lil'諭吉 と言います。ラップしたり音作ったりしています。 去年の6月にEPの"Cherry EP“と12月に1st Album”Escapism“を出しました。ぜひ聴いてみてください。 ア：Cherryさんが所属(運営？)しているレーベルの名前についてなのですが、今はCNBM Recordsというのが正式名称なのですか？ 前はくっきー&びすけっつ まふぃあだったと思うのですが…。 C：そうですね！ひらがなだと外国人がわからないので！ なので最近Lil'諭吉もLil'Yukichiって表記することが多いですね。 ア：Li
10年代前半ベストアルバム
Pitchforkや他のブログが10年代前半のベストアルバムを発表しているのを見て、当ブログも30枚選んでみました。ジャケットをクリックすると購入先若しくはDLリンクに飛びます。 1. G-Side／The One…Cohesive アラバマのラップデュオ。2011年リリース。 スペイシーかつソウルフルなカントリーラップを得意とするBlock Beattazらの手腕が冴えた極上のトラックの上で、南部ならではのブルージーな味わいを持つ2人のラップが絡む大傑作です。 ほぼビートレスで進行する壮大な哀愁曲のY U Mad、スペイシーなシンセやオートチューンを使いつつもいなたいソウルを引き立たせたJonesなど名曲多数。UGKなどが好きな人は必聴です。 2. Ariel Pink’s Haunted Graffiti／Before Today LAの奇才、Ariel Pink率いるバンド。2010
2014年上半期ベストアルバム
今年の上半期ベストアルバムを20枚選んでみました。ジャケットをクリックするとDL先もしくは購入先へ飛びます。 1. Ronnie Spencer／The Legendary Ronnie Spencer テキサスの伝説的ヒップホップクルー、Screwed Up Click周辺のベテランシンガーによるアルバム。 Ronald Isley激似の鬼スウィートな歌をメロウなサウンドにひたすら乗せた、腰砕けの連続に襲われるとにかく甘い作品です。 R&BファンやSUCファンはもちろん、メロウな音楽が好きな人は間違いなくノックアウトされるであろう大傑作です。飛び抜けた素晴らしさがあります。 2. Calwayne／God Don’t Make Mistakes テキサスのラッパー。 どこを切ってもソウルフルさに満ちたトラックと、時々J. Stalinを思わせる枯れた声質のラップが相性抜群なテキサスのラッ
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2017年おすすめアルバムVol. 50 ： OMSB／ココナッツ・ブレイクス ～The Nutcracker～
2017年おすすめアルバムVol. 17 ： Joey Bada$$／ALL-AMERIKKKAN BADA$$
2017年おすすめアルバムVol. 11 ： Kehlani／SweetSexySavage
2016年おすすめアルバムVol. 14 ： V.A.／Gqom Oh! The sound of Durban Vol. 1
2016年楽しみなリリース
2015年おすすめアルバムVol. 23： KOJOE × Olive Oil／HH
2015年おすすめアルバムVol. 20： Cool Million／Sumthin'Like This
注目のR&Bアーティスト5組
39 Based God