約1年ぶりのブログです。去年の秋は本を書いてて忙しすぎて、それ以外で文章を書く余裕がなかったことが主な理由。本のおかげで、いろんな媒体に文章を寄せることも出来て幸せな年でした。その後、パラサイトが歴史を作ってコロナが広がってあっという間に今に至る。人生、もっと大事に生きないとダメです。 さて、年始から楽しみにしていたノーランの新作Tenetを見てきました。感想は、いくつもの波になって押し寄せて来たけど、鑑賞後一番最初に思ったのが、「究極に贅沢に撮ったメメント」でした。ノーランはああいう、時間軸を変にした映画が本当に好きなのね。そしてそれを物凄く面白く撮れる監督なのね。今回の作品は、たぶん半分くらいしか理解していないと思うし、見落としている鍵になるシーンも半分以上あると思うけど、めっちゃ面白かった。最初から最後まで緊張感を全く途切れさせない演出は見事だし、とにかく理解できないのに面白くするっ