【マンガ】 書影クリックでamazonに飛びます。 1. 鶴谷香央理『メタモルフォーゼの縁側』(角川書店) さりげないけれど心動かされるひとコマが随所にあって、そのたびにページをめくる手をとめてじんとする。老婦人と女子高生、それぞれの生活のなかで本を心待ちにする時間の長さや流れ方も違うし、生きることはいくつになってもさみしいものなのだが、なんともいえない気持ちが重なり合うとは思っていなかった他人と重なることがあり、うれしくなることもある。2巻、不安な背中を押す傘の中のばらの花に泣かされました。 2. とよ田みのる『金剛寺さんは面倒臭い』(ゲッサン少年サンデーコミックス) 「君の人生という名の物語に大きく関わり無いと思われる物が、ある日大きくつながるのだ」ーー『ラブロマ』『タケヲちゃん物怪録』『友達100人できるかな』の作者による集大成的作品であり、間違いなく過去最高傑作ッ!!!!!! TR