グッバイ、ペンローズ 【グッバイ、ペンローズ】果てしないようでささやかなお話。
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みなもと太郎先生が逝去された。 8月7日午前2時。入院中の病院で亡くなったと奥様からご連絡があった。昨年来、先生は肺がんの療養のため入退院を繰り返す生活を送られていたが、『風雲児たち』の連載再開を目指して前向きに病と向き合われていた。病状は深刻なものだったけれどお会いする度にお元気で、本当にこのまま全快してしまうのではないかと私は思っていた。亡くなられた当日も、朝には売店で新聞を買い、夕方にはコンビニで夜食を買い、夜にはご家族とLINEで楽しくやりとりされるなど本当に普段どおり過ごされ、深夜に息を引き取ることになるとは、奥様にも思いもよらなかったそうだ。「本人も、いつも通り眠ったものだと思ったのではないでしょうか」とおっしゃっていた。 翌8日、先生にお会いしてきた。ながやす巧先生が描いた似顔絵が仏壇にあった。どうにも言葉が出ず、まともなお悔やみも言えぬまま帰ってきてしまった気がする。どうぞ
電話・睡眠・死都・調布(特別対談・前編) 取材・文=松永良平 夏の終わりに、こんなツイートをした。 〈斎藤潤一郎『死都調布』や、来月出る川勝徳重『電話・睡眠・音楽』といったコミックについて、音楽メディアで取材したり、記事が書けたりしたらいいし、やってみたいなあ。〉 誰に向けたわけでもない、思いあまったライターの自爆ツイートのはずだったのに、不思議なもので、トーチ編集部からすぐに「ふたり(斎藤・川勝)の対談をしませんか?」というご依頼が届いた。マジですか! そもそも『死都調布』を描いた斎藤潤一郎という漫画家は、多くの読者にとってまったく謎の人だろう。トーチwebに連載をしていたわけだし、ツイッターのアカウントもあるし、雑誌『架空』で作品を発表したり、表紙を描いたりしていた。こないだは銀座の蔦屋書店で『死都調布』の原画展だってあったではないか。しかし、ハードボイルドでジャンクかつ猛烈にインディ
行けたら行きます 1 植本一子 今日から石田さんの抗がん剤治療が始まる。友人の鈴木くんと慶くんがお見舞いに来るというので時間を合わせて病院へ行く。二人はステッカーでのドネーションを企画してくれていて、トータルで100万円ほどが集まったという報告をしてくれた。 昨日、私は久々にライブを見に行ったが、そのことを石田さんに言うと「いいなあライブ、随分行ってないな」とつぶやく。それもそうだろう。先月半年ぶりに出たマンスリーのDJイベントも、今月は体調が悪くまた休むことになった。家にいる時はCDなんかの断捨離をしつつ、体調がいい日は這々の態で新宿や池袋までレコードを買いに行っていた。寝ながら爆音でレコードを聞いていたのを思い出す。今日も頼まれて代わりにアマゾンで注文し、届いたCDを病室に持ってきた。最近買ったのはSALUとBob Marley &The Wailers。CDに巻かれているビニールがう
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