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ブックマーク / kaseinoji.hatenablog.com (3)

  • 【追記あり】イ・ラン「神様ごっこ」とミランダ・ジュライ - Playing God by Lee Lang - 未翻訳ブックレビュー

    初出:2016年11月 更新:2018年4月(ライブの感想を追記) 目次 死と哲学についてのエッセイと音楽 神の目線 埋もれる「私」の慰労 【追記】東京でのライブの感想 イ・ラン - 神様ごっこ(Lee Lang - Playing God) 死と哲学についてのエッセイと音楽 韓国のインディー系シンガーソングライターであるイ・ランのアルバム「神様ごっこ」がとてもすばらしい。 2016年の9月に日特別仕様CDが発売された彼女の作には、約70ページのブックレットがついている。CDとどちらがメインか分からなくなりそうだけど、そもそもオリジナルの韓国版にはCDが無く、書籍に音源のダウンロードコードが付いているという形態らしい。日用にわざわざ(仕方なく?)円盤を焼いたようだ。 「死と哲学について考えるレコードを作りたかった」 イ・ランは作をそう説明している。ブックレットでは「ヘル朝鮮」*1の

    【追記あり】イ・ラン「神様ごっこ」とミランダ・ジュライ - Playing God by Lee Lang - 未翻訳ブックレビュー
  • 【番外】坂本慎太郎「できれば愛を」と2016年の憎しみ - 未翻訳ブックレビュー

    書評と全然関係ない番外記事。 今日(2016/7/26)の日記みたいなもの。 夜に仕事から帰宅したら、予約していた坂慎太郎の新アルバム「できれば愛を」が届いていたので聞いた。 「顕微鏡でのぞいたLOVE」 坂慎太郎は元ゆらゆら帝国のアーティストで、ソロで過去に2作のアルバムを出していて今作が3作目にあたる。個人的に大好きな音楽家のひとり。 前作「ナマで踊ろう」のコンセプトは、「人類が滅亡した後に伊東のハトヤと常磐ハワイアンセンターだけが残ってそこで音楽がずっと流れている」というようなものだった。うろ覚えだけど確かそんな風にどこかで言っていた。 今作「できれば愛を」も音を聞くとその流れの延長上にある(聞いたことない人にはどの流れだって感じだろうが)。なんというか、水木しげるのタッチで描かれたカーティス・メイフィールドが歌っているみたいな印象だ(なんとなく分かるよ、という優しい人だけニュア

    【番外】坂本慎太郎「できれば愛を」と2016年の憎しみ - 未翻訳ブックレビュー
  • トランプが大統領になれない構造的な理由 - 2016 and Beyond by Whit Ayres - 未翻訳ブックレビュー

    2016/11/9 追記: トランプ勝っちゃいました。 3月に書いた以下の記事はそのまま残しておきます。 Whit Ayres “2016 and Beyond: How Republicans Can Elect a President in the New America” ドナルド・トランプは共和党指名を獲得できても大統領選には勝てない。 書2016 and Beyoundは、誰が共和党の予備選に立候補するか決まっていない2015年2月の時点で発表された一冊である。著者のWhit Ayres(ウィット・エアーズ)はNorth Star Opinion Researchという共和党系の調査会社の代表を務める世論調査の専門家。書のサブタイトルは「どうすれば『新しい』アメリカで共和党候補を大統領にできるか」である。ポイントは以下の通り。 共和党は過去6回の大統領選の得票率で5回負けてい

    トランプが大統領になれない構造的な理由 - 2016 and Beyond by Whit Ayres - 未翻訳ブックレビュー
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