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ブックマーク / kyoba.hatenablog.com (7)

  • 2015年に見て「良かったな」と思った映画から10本を選んでみる。 - 虚馬ダイアリー

    どうもです。今年も終わりますね。更新量としてはやや落ちてますが、ぼちぼちとやっています。 しかし・・・今年の豊作ぶりは異常ですね。毎年ベストはどうしようかと思ってるんですが、体感的に見る映画見る映画、ベスト級に面白い映画の頻度が高すぎじゃないですか?もちろん、鑑賞量は格段に上がってるわけではないので、見逃してる映画も多いはずなんですが、それでも、今年は10選択するのに「え・・・?これも外さなきゃならんの?」というような事態にはなってます。 その中で思い入れがあるもの、これだけは入れなきゃ!というものを詰め込んでみました。「あれがないじゃない!」「これもないじゃない!」という不満もありましょうが、ご容赦ください。 10位「皆殺しのバラッド メキシコ麻薬戦争の光と闇」 皆殺しのバラッド メキシコ麻薬戦争の光と闇(Blu-ray Disc) 出版社/メーカー: ビデオメーカー発売日: 2015

    2015年に見て「良かったな」と思った映画から10本を選んでみる。 - 虚馬ダイアリー
  • 「ギャラクシー街道」 - 虚馬ダイアリー

    と監督:三谷幸喜 脚・監督三谷幸喜最新作。 ラヂオの時間 スタンダード・エディション [DVD] 出版社/メーカー: 東宝発売日: 2005/12/23メディア: DVD購入: 2人 クリック: 64回この商品を含むブログ (135件) を見る 「たとえば、テレビドラマでSFをやるとしますよね。アメリカ映画に負けない映像を作るとしたら、SFXやらコンピューターグラフィックやら、やたらお金がかかるわけです。ところがラジオなら、ナレーターが一言、「ここは宇宙!」と言うだけで、もう宇宙空間になっちゃうんですから。」 映画「ラヂオの時間」より この台詞は三谷作品でも屈指の忘れがたい台詞である。奇しくも、三谷幸喜最新作は舞台が「宇宙」と相成った。 三谷幸喜が映画監督としてデビューしたのは「ラヂオの時間」である。これは原作が三谷幸喜とサンシャインボーイズによる戯曲だったが、その後彼は監督する際は

    「ギャラクシー街道」 - 虚馬ダイアリー
  • 「百日紅」 - 虚馬ダイアリー

    原作:杉浦日向子 監督:原恵一 脚:丸尾みほ 百日紅 (上) (ちくま文庫) 作者: 杉浦日向子出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1996/12/01メディア: 文庫購入: 11人 クリック: 49回この商品を含むブログ (124件) を見る 葛飾北斎の娘とその周辺の日々を人々を描いた杉浦日向子による同名連作短編漫画を、原恵一監督がアニメーション映画化。「クレヨンしんちゃん」「河童のクウ」がシンエイ動画→「カラフル」がサンライズ。ときて作はプロダクションI.G.制作。 弘法筆を選ばず、ならぬ、原恵一スタジオを選ばず、である。 んで。 ふむう。と思いながら見た。これはなかなかムズカシイ。 原恵一監督が当世きっての俊才であることはもはや疑う余地がないわけであるが、見終わってもやもやが残るのは、ここ最近の原恵一作品を見ていて思うことでもある。「惜しい。」である。 この映画についちゃ、コン

    「百日紅」 - 虚馬ダイアリー
  • 2014年に見て「良かったな」と思った映画から10本を選んでみる。 - 虚馬ダイアリー

    どうもです。気がつけば年末です。 てなわけで、今年見た映画の中から「良かったな」とおもうものを10選んでみました。今年もいい映画との出会いがありました。とにかく楽しい映画が次から次へと出てきて、もっともっと選びたいのですが、その中から、泣く泣く削りながら10選んでみました。あの映画がない、この映画がない、という思いもおありでしょうが、それも含めてしばしお付き合いくだされば幸いです。 では行きます。 10位「舞妓はレディ」 舞妓はレディ スタンダード・エディション(DVD1枚組) 出版社/メーカー: 東宝発売日: 2015/03/18メディア: DVDこの商品を含むブログ (15件) を見る感想:マイコ16歳 「舞妓はレディ」 - 虚馬ダイアリー 大好きです。この映画はとにかく主演の上白石萌音ちゃんに尽きます。少女が舞妓として七転八倒しながら成長していく物語に、ひとりの女の子が女優として

    2014年に見て「良かったな」と思った映画から10本を選んでみる。 - 虚馬ダイアリー
  • じぇじぇじぇなき反抗 「ホットロード」 - 虚馬ダイアリー

    監督 三木孝浩 脚 吉田智子 原作 紡木たく 正直に言いますと原作はまったく知らずに見に行きました。はっきり言いましょう。能年玲奈さんを見に行きました。 で、見終えて思ったのは。「なんだこれは。」と。「なんだったんだろう」という疑問でね。 少女漫画が原作で、能年玲奈さん演じる少女と三代目なんちゃらって言うEXILEの弟分グループに属している子演じる暴走族の男のラブストーリーって前情報だけはあったんですがね。 まったく映画としてのリズムがおかしい。なんというんだろう。人物へのカメラの寄り→切り替えして人物へのカメラの寄りの繰り返し→そして、遠景で延々映る風景、というこの演出が繰り返される。暴走族の少年たちが出てくる映画にもかかわらず、彼らはささやくようにしゃべり、モノローグは能年玲奈さんのなんとも舌ったらずなナレーションで。 大変珍妙な作品になっていたのである。 ホットロード 1 (集英社

    じぇじぇじぇなき反抗 「ホットロード」 - 虚馬ダイアリー
  • 業が詰まった沼の中で 「アクト・オブ・キリング」 - 虚馬ダイアリー

    原題:The Act of Killing 監督:ジョシュア・オッペンハイマー この映画は、1965年、スカルノ大統領政権下のインドネシアで起こった、軍事クーデターに端を発する、共産党員と疑われる市民に対して行われた100万人規模の大虐殺を、「加害者」たちの視点から「再演」してもらう過程を追ったドキュメンタリー映画である。 この映画に登場するアンワル・コンゴ氏は映画館ギャングとして幅を利かせたヤクザもんで、虐殺する側に回った「殺人者」である。 彼の中で1965年の虐殺は完全に正当化されている。だから彼の態度には被害者への哀れみや罪悪感なんてない。「だって、あいつら「共産党員」じゃんか。死んでもいい連中でしょ、あれ。俺、あれだけ人を殺しながら、こうして許されてるもの」というのがその理屈である。 監督からの「カメラを前に、自由に虐殺の再演をしてください。」という依頼に対しても、彼は快諾する。彼

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  • 「風立ちぬ」 - 虚馬ダイアリー

    原作・脚・監督:宮崎駿 以前。まだこの作品の製作が発表されていない頃。あるイベントで鈴木敏夫プロデューサーがぽろっと作についてコメントしたことがある。その時、鈴木敏夫はこう表現した。 今度の宮崎駿の新作は「自伝」の映画であると。 宮崎駿監督の新作は自伝!鈴木敏夫プロデューサーがイベントで明かす - シネマトゥデイ しかしふたを開けてみると、それは堀越二郎という飛行機設計者の人生を描く映画であった。 原作は「紅の豚」の元となる話も収録された「雑想ノート」を連載していたこともある「モデル・グラフィックス」での連載「風立ちぬ 妄想カムバック」という絵物語である。 宮崎駿との高畑勲との明確な違いがあるのは、堀越二郎の人生を書くことに対して「正確」を期さないことである。高畑勲が「堀越二郎」の生涯を描くならば、その人の人生をかなり綿密に取材し、正確な「堀越二郎」の評伝映画を作るに違いない。しかし、

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